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- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122049147
感想・レビュー・書評
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著者の人物評伝の中では割とメジャーな人物を多く取り上げている部類に入るのではないだろうか。埋もれた古書の片隅から歴史的人物に光を当てていく書きぶりが好きなんですよね。
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戦乱から文化爛熟、そして幕末と、大きく変動した日本の近世。
数知れない英傑、俊秀の中から選りすぐった、信長、秀吉等の
武将から源内、馬琴らの文人に至るまでの多彩な人物の実像と
面影を、多種多様なエピソードと共に綴った人物随想集。
書誌学の大家による人物随想集である。
「私は作家ではないのだから、序にその種も明かして置こう」
とあるように、本書ではエピソードの出典元が明示されている
のが嬉しい。
信長と道三との対面、幸村(信繁)の大坂入城、秀吉と如水の
話など、定番のエピソードも著者にかかると話に深みが増す。
お勧めな1冊である。
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