北里柴三郎(上)―雷と呼ばれた男 (中公文庫 や 32-2)

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  • 中央公論新社
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本棚登録 : 41
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049284

感想・レビュー・書評

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  •  研究を始めたばかりの自分の状態から興味がわき購入。文章は簡潔で非常に読みやすい。内容が興味あるところだからか、アッというまに読んだ。 この本から知る北里は熊本県人らしく非常に気性が激しいところがあるが、研究に没頭する姿勢は圧倒的だ。業績は偉大で、ノーベル賞に選出されていなかったことが非常に残念である。おそらく正義感が強い方であったのであろう。逆に言えば、世渡りは決してうまくなく、そのため東大出身であるにも関わらず、自ら慶應の医学部を創設するに至った経緯もドラマとしては面白い。祖国のため、イギリスやアメリカから好条件の研究職を提示されながら祖国のため日本に戻った生き方に喝采したい。下巻が楽しみである。

  • 大崎Lib

  • 北里柴三郎の伝記。
    日本の公衆衛生の黎明期を伺うことができる。
    この時代は、公衆衛生政策と、基礎医学(主に細菌学)がかなりリンクしていたと実感。
    伝染研が内務省から文部省への移管についても記載あり。
    内務省に恩義立てし、移管に伴ってやめていくところなど興味深かった。
    こういった主導権争いはいつの時代もあるんだろうだが、これが国民公衆衛生の向上につながったのかどうかが気になるところ・・・
    福沢先生との件もよかった。

  • 北里柴三郎の人生。。
    明治初期を生きた偉人達はやっぱり皆強烈。
    学ぶことは多い。。

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著者プロフィール

山崎 光夫(ヤマザキ ミツオ)
作家
1947年福井市生まれ。早稲田大学卒業。TV番組構成業、雑誌記者を経て、小説家となる。1985年『安楽処方箋』で小説現代新人賞を受賞。特に医学・薬学関係分野に造詣が深く、この領域をテーマに作品を発表している。主な著書として、『ジェンナーの遺言』『精神外科医』『ヒポクラテスの暗号』『サムライの国』『風雲の人 小説・大隈重信青春譜』『開花の人 福原有信の資生堂物語』『薬で読み解く江戸の事件史』『小説 曲直瀬道三』など多数。1998年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で第17回新田次郎文学賞を受賞。「福井ふるさと大使」も務めている。

「2020年 『小説 北里柴三郎 ドンネルの男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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