シナン〈上〉 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.76
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本棚登録 : 218
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049345

感想・レビュー・書評

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  • 「仕事をしなさい、シナン。その仕事が君を救ってくれるだろう」

    文中で1度、ラスト近くでもう1度繰り返されるこのミケランジェロ(!)の言葉はあるいは作者のメッセージなのかもしれない。私はこの本を読むまでイスラムやムスク、トルコに興味なんてなかった。でも今、シナンの建てた美しい建造物をいつか見たいと思う。

  • スレイマン大帝の頃のオスマントルコの建築者の話。
    物語として分かりやすく、時代背景をつかみやすい。
    シナンのような経緯でオスマントルコに仕えた人々のことも
    ふと垣間見える。

  • 3.7

  • 2018.4.1(日)¥250(-2割引き)+税。
    2018.12.5(水)。

  • 全く1500年代-つまり16世紀というのは、
    なんという奇跡のような時代であったことか。
    それは、人類史上、世界が最も物語に満ちていた時代であった。」

    イスラム世界からみた16世紀のダイナミズムがワクワクする。

    両親のトルコ周遊旅行の写真プレゼンとお土産のトルコ菓子と「世界ふれあい町歩き」イスタンブール編に後押しされて読んだですよ…

  • http://wp.me/p7ihpL-ky

    夢枕獏さんの描くオスマン帝国の天才建築家シナンを描いた上下巻。
    読み始めは多くの読者が知らないだろうイスラム世界の説明が多いのと、人名地名に馴染みがないのでちょっと読み進むスピードが出なかったが、物語が始まるにつれそのスピードは増し、一気に読みきってしまった。

    これまで密教の世界や平安時代など、いろいろな世界・時代を旅されてきた夢枕さんが、イスラム世界をどのような世界観・宗教観で描かれるかも見所の一つ。
    呪術も密も亡霊の類も一切出て来ない。歴史に基づいた小説。
    そしてその世界の中で天才建築家シナンの幼少期から、その代表作品となるセリミエジャーミーを作るまでが描かれた作品となっている。

  • 2015/8

  • もうちょっと面白いかな…と思っていたんだけど・・・。

    というよりも、塩野七海さんの「緋色のヴェネツィア」に出てくるマルコのお友達のアルヴィーゼの話、だと思っていたら、アルヴィーゼが出てくる話なだけだった。

    史実だから、知ってる話ではあるんだけど、やっぱりトルコ側から見るより、ヴェネツィア側から見たほうがおもしろいな・・・。

    「緋色のヴェネツィア」がまた読みたくなった。

  • 面白かった。
    スレイマンがロクセラーナのいいなりになるところはもったいなかった。
    とにかくこの人の作ったモスク ジャーミーと
    青い空に映えるチューリップ畑を見てみたいと思った。

  • イスタンブルに旅行に行く人には是非この本を読んでから行って欲しいと思う本。想像力の乏しい私の代わりに、シナンの生きた時代や背景を夢枕さんがとても美しく善意に満ちた表現で補完してくれます。イスタンブルのモスクやトプカプ宮殿に行き、思いを馳せるとき、イキイキとしたイメージでそこに生きていた人のことを思い浮かべることができると思います。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2020年 『ヤマンタカ 下 大菩薩峠血風録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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