- Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122049703
感想・レビュー・書評
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鳴沢了シリーズ。今回は大きな事件が起こる訳ではなく、日系ブラジル人の少年の失踪事件を淡々と追いかける展開だったが、地方の警察やコミュニティの描き方にもリアリティがあり作品として楽しめた。
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ストーリーの展開が不自然な所が多い。
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刑事 鳴沢了シリーズ 9作目。
「被匿」に続き、西八王子署刑事課で勤務する鳴沢。
前回、コンビを組んだ藤田刑事が鳴沢の監視役!?として、西八王子署に配属されてきています。
ある夜、ひとりの少年が保護され、たまたま手が空いていた鳴沢と藤田が少年のもとへ駆けつけると、少年はしゃべろうとせず、なぜ保護されるようなことになったのか分からない。
そして少年が日系人ということが分かったが、その後姿を消してしまう。
鳴沢は恋人・優美の子、勇樹と少年がだぶって、最後まで事件を解決しようと情報収集に奔走するが・・・
これ以上はネタバレになるのであせあせ
ただ犯人の動機が今ひとつ、理解しがたいものだったかなぁと。
最後の終わり方を読んでしまうと、絶対次回作は読まねばと思いましたむふっ
シリーズ読破するぞ -
西八王子署管内で保護された、日本語は分かるようだが喋らない少年。鳴沢はどことなく勇樹と重なる彼を気遣うが、病院から忽然と消えてしまう。調査を進めると少年が日系ブラジル人であること、父親が罪を犯し、ブラジルに帰国したことが判明する。単なる失踪なのか、あるいは…強引に捜査に乗り出した鳴沢は、一路群馬に飛ぶ。
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カズキの遺体が発見された下りを読んで第一の衝撃が、俊の虐待を証明する検死写真の下りで第2の衝撃が私を襲った。子供が殺害された話は、なんともやり切れない思いが残った。
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警察に保護された少年は一言も言葉を発しないまま、謎の失踪を遂げる。自分から逃げたのか、もしくは誰かに連れ去られたのか?勇樹の面影を重ねつつ捜査する鳴沢。今回の相棒は前作に引き続きの藤田と生活安全課の美鈴。飄々としているようで熱いところもある藤田はやっぱりピッタリの相棒!日系ブラジル人のコミュニティとの間に立ちはだかる壁。冴もまた、その壁の向こうにいる。2人の悲しすぎる少年の結末に、やりきれない気持ちの残るラストだった。
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読了