細菌と人類: 終わりなき攻防の歴史 (中公文庫 ハ 11-1)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122050747

作品紹介・あらすじ

ペスト、コレラ、赤痢、チフス、ジフテリア、結核、梅毒、破傷風、炭疽菌…。"見えない敵"の存在を、人類はいかに見いだし闘ってきたのか。古代人の鋭い洞察から、細菌兵器の問題まで、感染症の研究に身を投じた学者たちの豊富なエピソードとともに、直観と誤解、発見と偏見の連綿たる歴史を克明にたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 史上著名な流行病とそれらに対峙した医学者たち、そしてその時々の人類の有様をダイジェスト形式に紹介。感染症はあらゆる形で広まるので、読むうちに逃れる術は無いようにすら思えてくるが、どれほど疫病が猛威を奮っても、生き残った人の方が多かったという事実が答え。医学は時代を下るにつれ発達してきたが、罹患者を差別や迫害する集団ヒステリーや、正体不明の病に対する迷信や過剰な恐怖症は不変。我々の死後も同じなのだろうと感じた。

  • 2020.06 読了
    2020.06.17 品川読書部で紹介
    http://naokis.doorblog.jp/archives/shinagawa_reading_comm_34.html

  • ペスト、コレラ、赤痢、チフス、ジフテリア、結核、梅毒、破傷風、炭疽菌…。“見えない敵”の存在を、人類はいかに見いだし闘ってきたのか。古代人の鋭い洞察から、細菌兵器の問題まで、感染症の研究に身を投じた学者たちの豊富なエピソードとともに、直観と誤解、発見と偏見の連綿たる歴史を克明にたどる。

  • 新書文庫

  • 読了。

    【購入本】
    細菌と人類 終わりなき攻防の歴史 / ジャン・フレネ ウィリーハンセン

    昼飯とか休憩中などの食事中に読む本ではありませんね。読んでましたけど…w

    ペストコレラチフス赤痢から、淋病梅毒、炭疽病やハンセン病とあらゆる感染症の歴史。
    何時頃からある病気で誰が発見してどう解消されていったか。
    という本です。
    やっぱ恐ろしいですね。
    当時は特効薬もないので死を意味しますからね。
    現代では少なくなりあんまり感染しないとはいえゼロではないのでね。
    日本人旅行者もマラリアで亡くなったという話も聞きますしね。
    この時代でよかったねという感じもします。
    とはいえ攻防の歴史。
    新しい感染症もあるわけです。エイズとかSARSとか。
    また新たに出るかもしれないので攻防の歴史はまだまだ続くかもしれませんねぇ。

    たいへん勉強になりました。

  • よく〇〇時代は良かったという人がいるが、これ読んでから同じ事言えるのか。
    治療のためにと水銀を擦り込まれても同じ事を言えるのか。

    シミュレーションゲームで兵士が死ぬのは戦闘がほとんどだが、現実に合わせようとすると病気で死ぬ。
    皇帝軍に対する勝利者はチフスであった。

  • ペスト
    コレラ
    腸チフス、その他のサルモネラ症
    細菌性赤痢
    発疹チフス
    淋病
    脳脊髄膜炎
    ジフテリア
    百日咳
    ブルセラ症(マルタ熱)
    結核
    梅毒
    破傷風
    ボツリヌス症
    炭疽病
    ハンセン病

  • 網羅的でよいけど、少し、広く浅くに過ぎる気がする。

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