寺山修司のいる風景―母の蛍 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051287

感想・レビュー・書評

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  • 寺山修司の作品は戯曲を数本しか読んだことないので、ああだこうだ語れないのだけれど、寺山修司というひとの天才というか、威容の根源が「体験」なのではなく、あくまで先天的な才能だということにおののくばかりだ。

    特殊な環境(例えば寺山修司の描く人々の人生のような)に育てば、その体験から醸成された感覚でひとの真似できない世界を作り上げられるのは想像に難くないが、一般にさもありなんな環境で育つなかであの世界を繰り出すのが天才なのだと、改めて思った。

    母想いなのかと思いきや、案外そうでないのが身近に感じなくもないか。
    母の心子知らず。。。自戒の意味も込めて。

  • プロレスがそうであるように、嘘か事実かは実はそれほど大した問題ではなく、いかに表現するかよりよく演じきるか、なのかもしれません。作品のみならず、一生すらも、演じきる人もいるのかもなあ。。。

  • 寺山修司を見守り続けた母はつによって綴られた一書。
    これだけ情緒豊かな感情を抱かせてくれた本には久しぶりに出会った。
    この本を読むまでには寺山修司が何か苦手で人物像もよくわからない部分があったが、本書の中で寺山修司から滲み出る着色されない優しさや純粋さがストレートに伝わる。

    寺山修司という人間を通じて子を思う母の普遍的な優しさが伝わり、困難を乗り越えてきた一つ一つの人生が浮き彫りになる。

  • 2010/4/21
    くまざわ書店ACADEMIAで購入

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