ゆりかごで眠れ 下 (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2009年3月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784122051317

みんなの感想まとめ

本格ノワール小説の魅力が詰まった作品は、生と死のテーマを巧みに描き出し、読者を深い世界へと誘います。主人公小林を通じて、コロンビアマフィアの独特な死生観が浮かび上がり、緊張感のあるストーリー展開が読者...

感想・レビュー・書評

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  • 本格ノワール小説はほぼ初読みだと思うのですが、面白過ぎて上下巻一気読み。自分でなら購入しないであろうジャンルを勧めてくれた友人に感謝!

  • キャラの立つ三人。リキと妙子は共に爬虫類の目を持ち、「いつ死んでもいい。それなのに生を求めて激しく蠢いている。同類だけに分かる狂気」を有し、「世界に倦み、絶望している。絶望は静かな狂気と自滅願望へと向かっていく。それでも淡々と生きていこうとしている」。武田も「生きることにウンザリ」したある種の同類。しかも三人のこの性癖はどうやら天性のもの。なので生に執着するはずもなく、武田は途中でさっさと自害。リキもラストであっさり殺害されてしまい、あっけなく終了。カーサの存在が、生への強い執着をもたらすと思ったんだけどなあ。

    世の中にはこういう覚めた人物もいるんだろうけど、読んでいてあまり感情移入できなかった。

  • 生と死は表裏一体
    小林というフィルターを通してコロンビアマフィアの死生観を感じさせらせた

  • 2024.1.14 3
    天才垣根涼介。大好き。

  • 最後は破茶滅茶で現実離れしていて、斜め読み。妙子がリキを裏切って阻止して欲しかった。
    ワイルドソウルの面白さには遠く及ばない。

  • 南米には行ったことがないので、その風土、文化や人々の生活について何一つ知らないのに、とってもハードボイルドな匂いを感じてる。(^_^;) 南米を舞台にした垣根さんの作品をもっと読みたいな〜。(*^_^*)

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ゴンサロへの復讐を果たし、日本警察からのパパリト奪還を急ぐリキ。ある日、彼は、迷子になったカーサを送り届けた元刑事・若槻妙子と出会う…。安らぎを夢見つつも、憎しみと悲しみの檻の中でもがき彷徨う男と女。血と喧噪の旅路の果てに待つものは、一体何なのか?人の心の在処を描く傑作巨篇。



  • 無関心。
    ある意味、酷く孤独で強い。

    作者、作品によって、自分の感覚と合う合わないというものがあるが、本作に込められた価値観や人の在り方、ものの見方が、合致し過ぎて怖い。

  • 心に闇を抱えた生き方

  • 話の流れは想像通りだった。楽しめたけど最後は少し物足りなさが残った。

  • 垣根さんのゆりかごで眠れの下巻。
    あまりにも続きが読みたくて、ついついネットで購入してしまった。

    下巻もスリリングな展開。
    でも、リキがとにかく魅力的。
    上巻ではさらっとしかふれていなかった、武田や若月妙子も登場し、いっきにクライマックスへ。

    あっという間によみました。

  • 抽象度を上げれば硬貨も、下げれば表面と裏面が見える。
    物語りを読むのに必要なことは、つぶさに見ることだと覚えたり。

  • この人の小説は読むと心か熱くなる。切なさを乗り越えてたくましく明るく生きていく過程は読んでいて元気が出る。ギャングものだけどね。暴力の世界で生きてきた登場人物達が、刹那的に終わる死に方もカッコ良かった。

  • 垣根涼介は2作目。
    最初に読んだ、ワイルド・ソウルが面白くて、同じ中南米が関連した本書を読んでみた。

    コロンビア出身の日系人が主人公。
    なかなか、面白いが最後がちょっと残念。
    ハッピーエンドを期待していた。

    コロンビアの描写はなかなかリアルでした。

  • これも面白かったなあ。それにしてもこの作者はなぜ南米事情に詳しいのかがいつも不思議だ。

  • この結末は避けて欲しかったというのは読者のエゴだが、憎しみは憎しみの連鎖を生むというのがルールであるなら、その時期が早くなったということだけなのだろう。最後の言葉が彼女に向けられていたことから、どうしようもなく生きている世界の中でもそのゆりかごを忘れることはなかったんだろうなと思う。

  • さすが!垣根涼介!!
    彼の南米作品は裏切らない!
    「ワイルドソウル」なみに感動した!

  • 相変わらずの派手なアクション。

  • けっこうなハードボイルドでした。

  • そして、日本警察に拘留されてる仲間を救い出す計画を実行する。仲間が一人死んでしまったが、助けだすことに成功する。しかし、その後、別グループの奴に刺されて死んでしまう。マフィアのボスは殺されると決まっている...

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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