ミーナの行進 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 1819
レビュー : 204
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051584

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから勝手に、本当に勝手に、猫の話だろうと誤解していたら、動物はたくさん出てきたが、猫は一匹も出てこなかったという・・・。

    それは差し置いても素晴らしい評価を受けている作品、だというのは理解できるのだが、私には合わなかった。
    小川氏の作品であればもう少し、毒があるのかなというイメージがあったのだが、少し拍子抜け。確かに伯父さんの不在の理由や、タバコと酒に溺れながらひたすら誤植を探すおばさんの姿などダークな部分ではあったのだけど、その他のカバのポチ子の話やマッチ箱の話で印象が薄まってしまった。
    しかし、山火事が起こって「念のため」とは言え、みんなで避難したとき、誰もポチ子のことを言いださなかったのが疑問。案の定・・・だし。

    全体的にとてもわくわくするような話ばかりなのだけど、なにか、全てが私のポイントからことごとくずれていて、少しも感情移入することができず・・・いつまでこの少女趣味の話に付き合えばいいのだろうという感じでどうにか読了。
    先入観が邪魔して作品の空気を感じることができなかったのかもしれない。

  • 家の事情で従姉妹の家で一人居候することになった女の子の話。
    従姉妹家族は裕福でちょっと変わった、個性的な家族だった。

    穏やかに話は進んでいって、多少事件もあるけどイマイチ入り込めない文章でした。
    あまり好みではなかったようです…

  • 本屋大賞、2007年7位。こういうのって、どういうジャンルというのか分からないけど、従妹の大邸宅に居候してた子供時代の1年間の生活の物語。個性的な人々に囲まれた、従姉妹どおしの暮らしが繊細な心理描写を中心に語られている。青春小説というほど躍動感はなく全編静かに進んで行く。特に大きな事件がないのと家族構成とかが特殊な設定で感情移入しにくいとかで、退屈で読み進めるのが苦痛だが、最後はなんとなく盛り上がるし、表現が美しく爽快感が残る。丁度主人公が自分と同い年で、ミュンヘン五輪の男子バレーのところは突然スポコンぽくなったけど、自分の思い出と重なってが然盛り上がり度MAXでした。子供の頃に「また会おうね」といってほとんど会えなくなることについて、「決して、疎遠になったわけではない。ただ、子供の頃想像していたよりも、月日が速く過ぎていっただけのことだ。」って表現するとこ好き。

  • 小川洋子の小説はファンタジー的色彩が強い。
    大金持ちの親戚の洋館にすむこととなった中一の
    女の子とその1歳したのいとこの女の子ミーナとの交流。

    面白い所もいっぱいあるが、小川洋子の作品の中では凡庸。
    阪神間の風景の描写は懐かしく感じた。

  • 面白さが分からなかったかなぁー

  • 日本の芦屋のお話だった。

  • 芦屋のお金持ちの家に居候する朋子の一年間の物語。
    でてくるひとがみんないい人。
    ローザおばあさんがとても良い感じ。
    年とっても、常に綺麗にしている。そんな人になりたい。

    ミーナの書く物語りも素敵。
    タツノオトシゴの物語が良いです。

    ただ、淡々と物語が続いていくのでちょっと退屈でした。

著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

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