毎月新聞 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2009年9月19日発売)
4.23
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784122051966

みんなの感想まとめ

多様なテーマが取り上げられたコラム集は、懐かしさと新鮮さを同時に感じさせてくれます。著者の独自の視点や発想は、日常の些細な出来事に新たな気づきを与え、読み手を引き込む魅力があります。大きくて濃い文字が...

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤雅彦さんの
    毎日新聞に掲載されていた
    毎月新聞
    1998年から2002年
    もう20年も前のコラム
    当時の出来事も書かれていて
    懐かしく思ったりしながら
    どんどん読める

    なんでと思ったら
    文字が大きく、濃い
    なんて読みやすいの!
    もちろん内容もおもしろい!
    佐藤さんの
    発想とセンスに脱帽
    ちょうど
    ピタゴラスイッチが放送された頃
    あの頃
    自分は何をしていたか?
    覚えていないほど
    一生懸命生きていたことは
    確か!

    そして今、
    TVは見たい番組の時だけ
    ついている
    ただただ流される時間が
    とてつもなく
    もったいないと思う
    年齢になった

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      へぇ。
      こういうコラムがあったんだ。
      読みたいです!
      「いいね」ありがとうございます。

      へぇ。
      こういうコラムがあったんだ。
      読みたいです!
      2025/11/03
  • =====>
    左を見よ

    右を見ちゃいますよね!
    図、記号、文字の強弱の考察が面白かった。

    文字より図が強いのではなくて、分かり易い方が強い。
    正9角形の図の下に「正11角形」と書いてあると、上の→と異なり文字の方が情報伝達手段として強くなる。
    理由はわからないが、なぜか矢印は強い情報伝達の記号みたいです。

    「おじゃんにできない」の話題も、ありがちな思考・行動パターンのいい例だ。
    急いで出かけなければならない時に、靴を履き終わってから財布などの忘れ物に気づく。
    テーブルの上にチョコンとのっているのが見える。
    家には自分しかいない。
    さて、どうするか?
    はいはいで進む。靴の外側のエッジ部分で歩く。片足だけ脱いでケンケンで行く。など、
    "靴を脱いで取りに行く" という回答が少ない。
    特に紐を結んで履く靴だとなおさらだ。

    一度始めてしまったことは途中でやめにくいのは人の常。
    企業の大きなプロジェクトなど、途中で意味がなさそうだと気づいてもやめる決断がしにくい。
    コストをかけて今までやってきたことを(おじゃんにして)スパッと辞めるのは難しい。

    毎月新聞は毎日新聞に月一回掲載された学級新聞みたいなもの。
    「毎週新聞」でも「毎年新聞」でもない「毎月新聞」が名前も掲載の間隔もピッタリだったらしい。
    いろんなことを気づかせてくれるトピックスが満載だ。
    堅苦しくなくて気楽に読める。

    この本を読んでいる時に、ふと指を動かしたときに感じる表紙のザラザラ感。
    そう、表紙にしわがあるのだ。狙いは何なのだろうと考えるも答えが浮かばない。
    本がずれ落ちにくいようにするための工夫?
    佐藤雅彦さんの本なので、何か狙いがあってのことなのだろう。

  •  本書は、1998.10〜2002.9の毎日新聞夕刊紙上に月一回掲載された「毎月新聞」を書籍化したものです。
     著者の佐藤雅彦さんは、社会現象を巻き起こした「だんご3兄弟」やNHK「ピタゴラスイッチ」などの企画の他、広告、デザインなどを多く手がけてこられた方です。クリエイティブ・ディレクター、映像作家、大学教授など肩書も多く、著作も多岐にわたっていますが、今回初読みでした。

     感想を一言で言うと、〝古くて新しい〟でしょうか? 題材は多様、視点も多岐、分析も明確で、読んでいて楽しくもためになり、古さを感じさせません。今の時代に通ずる、忘れかけていた大事なことなど、新たな視点さえ得られる、とても価値あるコラム集と言えると思います。
     いつでも、どこでも、どこからでも読めます。超多忙な人にもおすすめできます。

    ここからは余談です‥‥
     文庫の表紙にもなっている、創刊準備号「じゃないですか禁止令」‥。えっ! 「〜じゃないですか」は四半世紀前から使われてたの?
     今なんか、テレビでもオンパレードじゃないですか!(ん、お前も感化されてるじゃないですか!)
     著者の、この言い回しに対する憤りが全く的を射ており、時の流れとともに益々酷くなっている現状に愕然とします。
     ちょっと偉そうですが、民放TVのMCやコメンテーターも、少し勉強してはどうかと、余計な提案をしたくなりました。
     言葉の遣い方は難しいものだと改めて感じますが、だからこそ言葉を大事に扱う必要がある気がします。

  • おもしろい!!!

    ぜひ一読してほしい。

    なぜこんなにいろいろなことが現実で起こっているの?と思うくらい、佐藤雅彦さんの人生経験の濃さがすごい。

  • 本書を手にしたきっかけは、東京書店が取り組んでいる企画『木曜日は本曜日』で、鈴木おさむさんが紹介していた一冊で、興味を持ったためだ。
    (木曜日は本曜日:https://honyoubi.com/015/
    最初の「創刊準備号じゃないですか禁止令」を読み、強く共感したので購入しました。全てのエッセイにユニークな視点が散りばめられておりとても面白く読み終わった。お気に入りは「真夏の葬儀」。この号は目頭が熱くなった。その時の情景が迫力を持って想起され、思わず心が震えた。
    「勝手な約束」も好きな一編だ。佐藤さんの他の書籍も手にしたいと思った。

  • この「毎月新聞」が載っていたころの「毎日新聞」を見てみたかった。文庫で手軽にどんどん読み進めるのもおもしろいけど、月に一度のペースを楽しみに、じっくり一回分を楽しんで読んでみたかった。

    佐藤雅彦氏の着眼点はいつもおもしろい。
    ありきたりに見える日常の中に、新しい発見をもたらしてくれる。

    2000年ごろのインターネットの普及度合いや、世間の動きや、世界情勢が知れたのもおもしろかった。

  • 自分の生まれた年の、半年前から2歳くらいまでの毎月新聞(1998-2001)連載コラム
    時代は違っても共通する社会問題、人の心の中の話、面白かった
    当時はテレビやSNSが普及し始めた時代で、その警鐘は今のYouTubeやTikTokによる問題にも通ずるなあと
    ケロパキ可愛かった。


    私たちは、質問(=問題)ができた時に初めて答えに向かって進むことができる。極端な言い方をすれば、素晴らしい質問ができた時、その先に素晴らしい答えが用意されていると言ってもいいほどである。ここ数年、自分の活動も「新しい考え方」を模索しつづけているが、いまだに「質問ができない」状態のままである。

    「丁度いい制約」→知性の翼

    そもそも社会に出たら、課題は与えられるだけではなく、自分が何をやるべきなのか、何をやりたいのかを、自分で決めなくてはならないのだ。

    イコン化
    文化の芋粥状態

  • 文体は平易で読みやすい。なかなか普段漫然と生きているだけでは気づかない視点で筆者は物事を解釈する。読んでいるだけで頭の体操になる良い本。根っからのクリエイター思考である筆者が羨ましい。その根底にあるのは好奇心なのだと思う。

  • ケロパキが可愛くて大好きです。

  • まだスマホやSNSもない頃の2000年前後のメディア論などのエッセイ集で、「プーチン就任」などのニュースを見たりすると確かに過去だなと思う一方で、今も変わらないハッとさせられる感覚が詰まってておすすめです。

  • ピタゴラスイッチやだんご三兄弟でおなじみの佐藤雅彦氏。
    自宅にある『もぐらバス』の絵本も大好きな1冊。
    本当に発想が面白くて、この人、どんな人なんだろう…と常日ごろ気になっていたところ、このエッセイを発見。

    いやぁ、もう、一言で、本当に面白かったです。
    そうか、普段からこういった着目点があるから、こんなに面白いことが出来るのか!と納得。

    普通なら見過ごしてしまうことに、おや?と気づき、次々に色々と連想ゲームのように物事を解釈、それがまた、ストン、と胸におさまるのが読んでいて楽しく小気味よいのです。

    皆さんも是非。
    お薦めの本です。

  • 書かれてるテーマ、考えてることが面白い。自分が日常でふと思ってたこととかが言語化されてて、読んでて楽しかった。著者の考えてることもっと知りたい、惹かれましたわぁ。
    ((おすすめ)) 好きな本がまた増えた嬉しい☺︎

  • 物事の視点
    ・気持ちいい気付きに着目する
    ・何故そう思ったのか考えてみる
    ・他に似た現象が過去になかったから思い起こしてみる

  • コラムのような短編集がたくさん載っている本で少しずつ読み進めることができる。
    日常のふとしたところに異変を感じたり、思いを馳せたりして、1人でいても新しいことを生み出したり、疑問に思ったりしてホクホクした気持ちになれそうだなぁと思う感じだった。
    深いこともあれば緩いことも書かれていて、読んでいてなるほどとなる時とクスッと笑える時があって日常にたくさん面白いことってあるなと気づくきっかけになった。

  • とても読みやすく、話題が身近でイメージが湧き、なるほどそういう見方もあるのかと発見できてほっこりする本。
    1998~2002年の当時の話題が懐かしくもあり、今にも活かせる視点が楽しい。
    続編があればいいな~と思いました。

  • 「詰め込み教育に僕も一票」がもっとも印象に残りました。
     詰め込み型の厳しい数学の先生が発した「きれいな解き方ですね。誰ですかこれを解いたのは」という言葉が義務教育としての数学から著者を自由にし、数学を再認識させたというところ。ただ単に自由を与えることではなく、むしろこういう厳しさの中から個性が生まれたと、体験を持って語られたのには説得力を感じました。
     非常に高い感受性を持った著者の考えを読んで、自分が持たなかった視点の存在に気付かされました。

  • 佐藤雅彦さんが毎日新聞上に連載していたコラム「毎月新聞」を書籍化したもの。
    「じゃないですか禁止令」「たのしい制約」「隣の校庭」など、日常生活で感じるなんとも言えない感情を見事に言語化してくれている。
    読んでいて「あるある〜!」と何度も思ってしまった。

    個人的に特にお気に入りなのが、第43号「ちょいちょきらっぱっぴ」。
    「僕は、左上の漫画のケロパキ達のように、自分たちの世界を微塵の疑いもなく生きているものたちが、とても好きだ。なんとか反グローバリゼーションをテロとかの形ではなく、しかも、情緒に訴えるものでもなく、正しく行う方法はないのだろうか。こう言う間にも均質化の波は世界中津々浦々にまで押し寄せている。戸田でも今や子供達のじゃんけんは「さいしょはグー、じゃんけんぽん」である。」p.270-271

  • 日常のクラクラ構造は目から鱗。なんとなく感じてたことをズバッと言われた感じが少し悔しい。
    おじゃんにできないex靴を履いてから忘れ物に気付く。はあるあるだけあっておもろかったなー。
    他にもおもしろいもの盛りだくさん。これは手元に置いときたい一冊。

  • 発見と共感有り!
    ただ歩いてるときも、ぼーっとしてるときも常に頭が動いてる人なんだろうな〜と思う。知らず知らず深いところまで考えてしまって、そんな小さな思想が積み重なってたんだろうな。
    何気ないことでも色々考察する癖が私にもあるので(私の場合は本当にどうでもいいこと笑)そういう毎日、毎月の楽しさが伝わってきました。
    私のお気に入りは、日常のクラクラ構造、おじゃんにできない、オレンジの皮、記号のイコン化…まだ沢山あります…。
    「不思議なもので、どんな好きな事でも「義務」と名が付くと人間逃げたくなるものらしい。」
    ↑すごく分かる…。ギムって言われると首絞められてる感じがするんですね。

  • 佐藤雅彦さんの考え方は面白いし、
    そしてみんなが普段なんとなく思っていることを言語化して分かりやすく書いてあるから
    すごくためになるし、新たな発見ができる。
    本当に尊敬しています。

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著者プロフィール

訳者:佐藤雅彦(さとう まさひこ)
1957 年札幌生まれ。筑波大学で心理学・教育学・「心身障害学」その他の人間諸科学を学び、地方新聞記者や雑誌編集者を経て現在は翻訳家・ジャーナリスト。関心分野は科学社会学・生命工学・政治学・政治史・情報論など。
主な訳書は『メディア仕掛けの選挙』(1988)、『代理母:ベビーM 事件の教訓』(199 3)、『メディ仕掛けの政治』(199 6)、『比較「優生学」史』(199 8)、『突発出現ウイルス』(1999 )、『米国の「経営者」がしでかしたとんでもないヘマ101 連発』(1999 )、『エイズ患者のための栄養療法』(1999 )、『遺伝子万能神話をぶっとばせ』(2000)、『オカルト探偵ニッケル氏の不思議事件簿』(2001)、『チーズはだれが切った?:激変を生き抜くための悪のおとぎ話』(2001)、『マグショット:ハリウッド犯罪調書』(2002)、『シークレット・パワー:国際盗聴網エシェロンとUKUSA 同盟の闇』(2003)、『チョムスキー・フォー・ビギナーズ』(2004)、『尿療法バイブル:あなた自身がつくりだす究極の良薬』(2004)、『ハリー・ポッターの呪い:児童文学を襲うグローバリズムの脅威』(2006)、『女の平和』(2009)、『ヴァイブレーターの文化史』(2010)、『ソロ- の市民的不服従: 悪しき「市民政府」に抵抗せよ』(2011)、『黄金の泉:尿療法大全』(2015)、『自由国家インド実現のためのガンディー憲法案』(2022)など。
著書は『現代医学の大逆説』(2000)、『もうひとつの反戦読本』(2004)、『徹底暴露!! イラク侵略のホンネと嘘:もうひとつの反戦読本2』(2004)、『もうひとつの広告批評 1(消費者をナメるなよ!編))』(2010)、『もうひとつの広告批評 2(選挙民をナメるなよ!編))』(2010)、『爆発危険!テロ米国「トモダチ」安保:もうひとつの反戦読本3』(2011)、『まだ、まにあう!原発公害・放射能地獄のニッポンで生きのびる知恵』(2011)、『ロックはこうして殺された』(2012)、『もうひとつの憲法読本:新たな自由民権のために』(2014)、『現代語訳 幸徳秋水の基督抹殺論』(2018)など多数。

「2026年 『インフルエンザ 人類とスペイン風邪との闘いの百年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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