ブルー・ローズ 下 (中公文庫 は 61-2)

著者 :
  • 中央公論新社
3.06
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本棚登録 : 301
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052079

感想・レビュー・書評

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  • 元警察官の探偵が失踪した元上司の娘を探す物語り。失踪の背景に秘密SMクラブの影がちらつく。
    上巻、関係者をあたって行方を探す、普通の探偵業務。SMに倒錯していきつつの純愛?からの大殺戮。馳ワールド盛りだくさん。
    ただ不夜城ほどに主人公の倒錯に感情移入出来なかった。

  • 昔読んだ本

  • この後どうなったか、いろいろ想像できる。

  • 物語の進行で 拳銃一丁で数人を制圧し従える、
    というのは日本では無理があると思われ
    どこか納得いかない終結。

  • 破綻への展開の速さが凄い濃厚で読み応えがある

  • こんなにハードな内容にもかかわらず、エロスもバイオレンスも感じられなかった。
    話の展開について行けず、入り込めなかったことが原因かと。登場人物の誰にも共感できなかったし、魅力も感じなかった。終わりまで読むのが辛かったわ…。

  • 探偵業のミッションをこなそうとがんばる主人公。
    だがそう一筋縄にはいかず、復讐の鬼となる。
    最後に生き残るのは・・・?

    面白かった。
    そしてグロかった。
    主人公の怒りや心情をもうちょっとこちらに伝えてくれるともっとよかったかなぁ。

  • 長かった、けれども一気に読みきりました。
    上巻は元刑事の探偵が少しずつ事件の核心に迫っていくハードボイルド小説。
    下巻はハードボイルドからノワールへと、主人公が徐々に追い詰められそして堕落していきます。
    単純なハードボイルドで終わらない所が憎いです。

    また、終わり方が良い。
    思いを遂げてカタストロフを迎えるのでなく、
    ズブズブと闇に堕ち続け終わる。

    誰も幸せにならない所が逆に真実味があって怖いです。

  • かなり行くところまで行きました。

  • ひとりの男が狂っていく過程の話。あいかわらずの馳星周です。
    徹底的に俗なるからこそ浮かび上がる聖なるもの。男も女もロマンティストすぎて馬鹿です。そこが切ない。舞がもっと説得力のあるファムファタルだったらよかったです。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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