約束の河 (中公文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 中央公論新社 (2009年11月21日発売)
3.51
  • (8)
  • (27)
  • (29)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 335
感想 : 23
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (504ページ) / ISBN・EAN: 9784122052239

みんなの感想まとめ

記憶を失った主人公が真実を追い求めるミステリーは、ハードボイルドな要素を取り入れつつも、独特な視点から物語が展開されます。元弁護士事務所の所長が主人公という設定は、一般的な探偵や警察のキャラクターとは...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • さすが。
    いわゆるハードボイルドですが、主人公が記憶をドラックで失った状態から調べはじめていろいろな情報と他者の企みが語られある真実へという作品です
    めっちゃ面白かったです。

    3119冊
    今年18冊目

  • 図書館で。

    とりあえず暗い本でした。ミスティックリバーの方が面白かったなあ、うん。主人公が薬物中毒で根暗でいじけてて逆恨み野郎で人のいう事を聞かない人間なので読んでいてイライラしました。あの奥さんは何がよくて彼と結婚したんですかね〜。そして見捨てないのが謎だわ。そして娘が良い子すぎる。そんなよい妻子が居るのに一人いじけて悲劇のヒーローを気取る主人公。身近にいたら蹴飛ばしたいタイプです。

    そして今川さんもブレるキャラです。幼少時のヒーローだったし、主人公にとっては高校時代のいざこざはあれずっとヒーローだったはず。助けてくれたのも彼だし。なのに他の二人には随分と極悪なことをしでかしていて唐突なギャップに違和感。そしてどうでも良いけど彼は自殺でよかったんじゃないかな、大体立証できなそうだし。主人公のチープな正義感が結局友人を破滅に導いた気がしなくもありません。

    そして高校時代に女を取られたって…結婚して妻子が出来ても引きずるネタなんでしょうかねえ?女性は過去の彼氏とか切り捨てる気がしますが。いい加減吹っ切れろ。そんなことも思いました。

  • 警察でも検事でも探偵でもない。弁護士でもない弁護士事務所の元?所長が主人公という筆者にはあまりないパターンのミステリー。ストーリーに若干の無理を感じるのはいつものパターンだけど、さすがに読ませる技量は流石だと思う。

  • うーん ハードボイルドで良いんだけど、ちょっと現実味がないかなぁ。

  • 過去の事件も登場人物達の軌跡もメインとなる事件の流れも、いずれもが現実感がなさ過ぎて入り込めない。
    堂場作品としては珍しく自分には全く合わないと思いました。

  • 薬物依存の治療から抜け出した弁護士事務所所長は入院中に幼なじみの親友の死を知る。自殺とされたその死に疑問を持ち自ら真実に迫ろうとする…。幼い頃の体験を人はどこまで引きずるのか。リセットボタンはないが、前進する為にはリセットする力を持つ事は必要な生きる術でもある。

  • 仲良し男子四人組が小学生の頃に起こった河原での悲劇的な事件。
    そこから四人の関係は微妙に変化していく。
    そして大人になった時に、新たな事件が発生する。
    あの時の事件がなかったら…世の中にも少なからずあるであろう話にも思える。

    2017.9.12

  • 法律事務所の所長である北見は、薬物治療の病院を抜け出し、2ヶ月ぶりに事務所に戻った。北見は弁護士ではない。司法試験に落ち、父親から受け継いだ事務所の事務員として、所長をしていた。2ヶ月間事務所を留守にしていたため、所属していた弁護士はすべて退所してしまっていた。
    一人で事務所にいるときに幼馴染の奈津が尋ねてくる。奈津は今川と婚約していたという。奈津から聞いた言葉は、同じく幼馴染の今川が死んだということ。
    北見たちは、子供のころ、近所の河原に放置されていた自動車の中でよくすごしていた。ある日、その自動車に放火され、今川に助けられたのだった。今川はこの事故で片腕をなくし、一人は死亡した。北見と島尾は助かったが、今でも今川に負い目を追っていた。
    北見は今川の死亡した原因を探そうとするが、自分が殺してしまったのではないかと考えるようになる。
    自分と今川と野関係、奈津と島尾それぞれの事情、北見の家族とのやりとり、北見の父親時代から親しかった刑事との関係、薬の売人。次第に、今川の死のいきさつがわかってくる。

    堂場瞬一の刑事ものとは違った趣の小説でした。

  • ノンシリーズ。薬物療養から戻った北見貴秋は、親友の作家・今川が謎の死を遂げたと知る。残された遺作が死の真相を暗示するなか、幼い頃共に遊んだ河原の光景が脳裡をよぎる。哀切のサスペンス というあらすじ。

    まずまず読ませます。「僕」で語られる一人称にやや違和感あり。

  • 2013年8月
    全体的に暗めの雰囲気。
    でもどうなるんだろうという期待で読み進んだ。結果はちょっとあっけない感じだったかな。

  • 最初はなかなか読み進めないんだけど、中盤から一気に読めちゃった。
    展開が文章の感じとは違って、すごく面白い。
    しばしこの人の本にハマりそうです。

  • 頼るものもなくなり、誰も助けてくれず、何の助けも借りず、自分で全てを背負って過去に決着をつけようとする男の話。
    暗い。重い。
    人間の弱さや醜さをドロドロに煮詰めたような話。
    こういうダークな話大好きかも。

  • 法律事務所長・北見貴秋は、ドラッグ依存症による二ヵ月の入院療養から戻ったその日、幼馴染みの作家・今川が謎の死を遂げたことを知る。自殺か、事故か、それとも…。死の真相を探ろうとする北見の前に、ドラッグによって失われた記憶の壁が立ちはだかる。

  • 子供の頃の事件で友達に命を救われたがために、ずっと頭が上がらず、色々抑圧され、ドラッグにはまってしまい、入院。退院したら、その友達は謎の自殺。ドラッグが抜けきれない中、ドロドロとした背後を洗っていく…
    ちょっと暗く、読書体力が要りましたが、読み終えると、なかなか良かった。ドロドロ感が。

  • 人間の弱さやどろどろした醜さを描いたサスペンス。暗い。主人公がドラッグ中毒という時点で明るいわけはないのだが、読んでいてこちらまでだるくなるのは、作者の力量か。
    友達に対する嫉妬や屈折した思い。誰にもあるそうした感情が、環境次第では憎しみへと変わる…
    ラストが希望を持てるように終わるのでよいが、かなり悲惨。

  • かなり面白かったです。
    設定も見事だし、展開も見事。堂場さんにはやっぱりこういうのを書いてほしいなぁと思います。イ短調のミステリーってかんじですね(意味不明)。

    ストーリーはジャンキーの主人公が自殺したと思われる幼馴染の死因を探っていくっていう話です。
    主人公は良い奥さんと可愛い娘のいる幸せな家庭を築いているのですが、仕事が父親の法律事務所を継いでいるのに、司法試験に合格出来ないっていう劣等感からクスリに走ってしまい、ジャンキーになってしまっているという設定です。
    ヤク中更生施設から脱走してきたときには親友の葬儀も終わっていて、でもその死因が自殺っていうコトには納得いかず、クスリの誘惑にさらされながら、事実を探っていくっていう話です。

    それぞれのキャラクターが魅力的です。
    心の弱い主人公も良いし、親友の恋人も良い。欲を言えば、もう一人の親友をもっと描いて欲しかったかな?っていうところです。
    もう一つ、父親の親友の刑事も、もうちょっと造形が深ければ良いなぁと思うのですが、それは欲張り過ぎ?

    ストーリー展開も主人公のヤク中とノーマルの間を揺れ動くところが、特に良かったです。
    ストーリー展開は、この作者の得意技ですからねぇ。
    だから堂場舜一、つい買っちゃうんだよなぁ、です。
    まだ未読の本ストックしてあるから、また次読むのが楽しみです。

  • 主人公がドラッグ中毒の法律家っていう設定が、もうムードありすぎでしょっていう。あたし、こうゆう暗いサスペンス好きだから面白かったっす。

    ただ、出てくる警察がどれもクソでびっくりしました笑。追う者と、追われる者、どちらにもきちんとした魅力があったらもっと満足できたんですけど…

    それにしてもこの人、出すスピード速いな。いつぞやの角田氏・恩田氏並。

  • おもしろかったです。
    章のはじまりにある小説と現在の物語との真相がだんだんと色濃くなっていくので、久々に徹夜して読んでしまった。こういう構成はたまに見かけるけど、抜けてるとこが何一つなくて、すげー納得できておもしろかった。
    小さいときのトラウマ。今まで生きてきた言い訳。なんだかすごく重かったけれど、だんだんと近づく真相にまたしても影が。それも最後は救いがあってよかった。
    人物描写がかなり凝ってて、想像しやすかったんだけど、想像力ありすぎの私には細かすぎたかも。ジャンキーな人っていうのはこうやって更生するんだな。的なことも解った感じ。

  •  記憶の呪縛というのは本人が思っている以上に強固で、御し難い。
     自覚がない事がさらにそれに拍車を掛ける。
     『あれがトラウマだ』と口に出来る人もいるが、言葉にして納得しようとしているだけであって、何の解決にもなっていない。
     それは傍から見れば滑稽かもしれないが、渦中の人間にとっては人生を狂わしかねない危うさをはらんでいる。
     それが小学校くらいの多感な時期、となると何をか況やである。

     たった一人の友人に、周りの人間が巻き込まれる形で絡め取られてゆく。
     重く遠く、そしてどこか甘い思い出の中にそれは鮮明だ。
     死によって解けたかに思えた呪縛はさらに深く強く周りを抱き込む。心がしん、と冷える。

  • 子供の頃の大事件と、
    ヤク中で記憶をなくしてる男という設定は面白いです。
    半分くらい読んだ時点で結末がよめてしまったんですけど、
    まだ何かあるかも、と思わせたりもして。

    が。
    読んでる最中、始終イライラしてしまいました。
    とりあえず、主人公がうっとおしい。
    やることなすこと卑屈というか、もうホント、
    いじけてるという形容詞がぴったりで、
    何なんだお前は!と思ってしまい。

    最後は、物語の象徴たる河で、
    綺麗にまとめようとしたのも何だかなぁという感じで。

    面白くないわけじゃないんですけど、
    ちょっと私には違和感。

    ☆☆☆ ホシ3つ

全23件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堂場瞬一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×