御免状始末 - 闕所物奉行 裏帳合(一) (中公文庫 う 28-1 闕所物奉行裏帳合 1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052253

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第一弾。

    小人目付から闕所物奉行に昇進した、榊扇太郎が主人公。

    “闕所”とは重罪を犯した者から財産を没収するもので、その実務を担当するのが“闕所物奉行”とのことです。
    上司は、時代小説では大概“嫌な奴(悪い奴とはまた別)”として書かれている、鳥居耀蔵。本書でも嫌な上司ぶりを発揮して扇太郎をムカつかせています。
    他の登場人物もクセ者ぞろいで、彼らと扇太郎がどう渡り合っていくか今後の展開が楽しみです。

  • 鳥居耀蔵って評判が悪い人物との関わりをどう書くのかな?

  • 登場人物がみんな自分勝手な一面を持っていて面白い。

  • この小説の著者は、歯科医院を営みながら時代小説を書いているという、ちょっと変わった経歴の持ち主です。
    江戸時代後期の武士と商人が登場人物の小説ですが、長い間同じところが権力を握っていると、腐敗や陰謀が次々に出てくるものだなと思いました。
    それにしても、小中高校と日本史が好きでかなり勉強したつもりだったのに、今となってはほとんど覚えていないことがとても残念です。

  • シリーズ第一弾
    ちょっと変わった設定、罪を犯し闕所になった者の財産等を処分し、
    得られた金銭を幕府・勘定方へ 収める役職
    しかも、目付鳥居耀三に抜擢?
    今回は、吉原をめぐる水戸との確執に巻き込まれる
    元旗本の娘(元女郎)との仲、各顔役との出会い?

  • 歴史上で一番嫌いな鳥居耀三の犬が主人公
    でも、こいつは単純に手足にとどまらず、密に
    自分の身が立つように策謀しているのだが・・・
    変わったお仕事です「闕所物奉行」
    吉原御免状をめぐる水戸様の陰謀ですか・・・
    ネタバレはやめよう


  • やっぱり鳥居とか総出演。どうも無理があるような?

  • 登場人物がみんな腹黒い。講談社の方は毒抜き的人物がいたけど、今後そういったのがいるのかな。

  • 11/25-11/26

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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