御免状始末 - 闕所物奉行 裏帳合(一) (中公文庫 う 28-1 闕所物奉行裏帳合 1)
- 中央公論新社 (2009年11月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122052253
感想・レビュー・書評
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シリーズ第一弾。
小人目付から闕所物奉行に昇進した、榊扇太郎が主人公。
“闕所”とは重罪を犯した者から財産を没収するもので、その実務を担当するのが“闕所物奉行”とのことです。
上司は、時代小説では大概“嫌な奴(悪い奴とはまた別)”として書かれている、鳥居耀蔵。本書でも嫌な上司ぶりを発揮して扇太郎をムカつかせています。
他の登場人物もクセ者ぞろいで、彼らと扇太郎がどう渡り合っていくか今後の展開が楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鳥居耀蔵って評判が悪い人物との関わりをどう書くのかな?
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登場人物がみんな自分勝手な一面を持っていて面白い。
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この小説の著者は、歯科医院を営みながら時代小説を書いているという、ちょっと変わった経歴の持ち主です。
江戸時代後期の武士と商人が登場人物の小説ですが、長い間同じところが権力を握っていると、腐敗や陰謀が次々に出てくるものだなと思いました。
それにしても、小中高校と日本史が好きでかなり勉強したつもりだったのに、今となってはほとんど覚えていないことがとても残念です。 -
シリーズ第一弾
ちょっと変わった設定、罪を犯し闕所になった者の財産等を処分し、
得られた金銭を幕府・勘定方へ 収める役職
しかも、目付鳥居耀三に抜擢?
今回は、吉原をめぐる水戸との確執に巻き込まれる
元旗本の娘(元女郎)との仲、各顔役との出会い? -
L
やっぱり鳥居とか総出演。どうも無理があるような? -
登場人物がみんな腹黒い。講談社の方は毒抜き的人物がいたけど、今後そういったのがいるのかな。
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11/25-11/26