そして誰もいなくなる 改版 (中公文庫 い 74-7)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 2083
感想 : 220
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122052611

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!捜査方法や女子高生の話し方など昭和的な(平成の作品だが)臭さは所々あったが、それでも最初から引き込まれた。クリスティー名作の優れたオマージュでもあるし、最後は人にとって償いとはを問う内容で意外に骨太な物語だったと思う。

  • 「そして誰もいなくなった」(アガサクリスティー)は、遥か昔に読んだ。なので、忘れてるけど大勢に影響はなかった〜!
    一人ずつ殺されていくんで、さて犯人は誰か?って自分で推理しながら読んでたつもりやったけど、やっぱり「つもり」でした^^;
    中盤まで推理してたのが、何やってん!って感じで、後半、バンバン入れ替わり立ち替わり…
    引き込まれながら一気に終わりまで、読んでしまいました!
    法では裁けない罪…
    自分自身で裁くしかないんやろうけど、もっと良い手とかないんかな…

  • アガサ・クリスティの名作「そして誰もいなくなった」に見立てた連続殺人事件。
    真相に辿り着いたと思ってからに何度もひっくり返されるが、その都度きっちり伏線回収されるので焦らされたと思うよりも「また一本取られた」と言う爽快感がある作品だった。

  • クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュと私は言わせていただきます。
    ある女子高の行事で上演されていた同作。
    舞台上で一人の女学生が内容通りの死を遂げ、そこからはじまる連続殺人。
    だれが、なんのために、この殺人を行なってのか?

    クリスティ大好きの私には面白くて、ああと思う一冊でした。
    本家の方も再読しようかな(^^)

  • 真の犯人は誰なのか、二転三転するミステリー好きが好きなミステリー。大満足です。

  • 二転三転する展開。そして最後にはこんな真相が待っていたなんて…。
    ストーリーが進むにつれて、なんとなく一人の人物に感じる違和感…。いやいやもしかしたらミスリードなのかも?と思いつつ、え?そっち?と。
    初版は1996年で、今から約27年ぐらい前の作品なので、描写の若干の古さもありましたが、懐かしさも感じ楽しめました。

  • '21年6月1日、読了。今邑彩さんは、初めて読みました。

    うーん…これって、どうよ?
    他の読者さん達の評価程は、僕は楽しめなかった、かなぁ。僕の感想としては、何か、全体的に「もっさり」とした感じが…。小気味良さ、というかテンポの良さ、みたいなのが感じられませんでした。

    ストーリーは、適度なヒネリもあって、良くできているな、と思いますが…最後の結末への、「たたみかけ」、「ダイナミクス」みたいなのが、欲しかったなぁ、と。読み手の未熟さ、ですかね?

    余計なことですが…クリスティ「そして誰も〜」が、下敷きになってますが…多分、それを未読でも問題なく読めると思います。未読の方の参考になれば…。
    あと、文庫本の表紙、「カッコいい」と、思いました=_=

  • 『そして誰もいなくなった』のオマージュ
    同タイトルの演劇をするという形で物語がスタートするので、オマージュというより本家をなぞって途中まで進行していく

    読みやすく内容も二転三転とあり面白かった反面、ラストはう〜ん…ちょっと残念でした

    オマージュ作品って難しいですよね

  • 『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品。
    サクサク読み進められる中にしっかりと楽しませてくれる展開が待っているので良い。

  • 名門女学校の演劇部がアガサ・クリスティの〝そして誰もいなくなった〟を模した演劇を公演することところから始まる学園ミステリー。
    学園ものと言うこともあってか動機も展開もラノベ的に上手いこと連続殺人が成立してゆく。
    一転二転と読みごたえはあるものの…人間関係がいまいちナチュラルでないため感情移入しにくかったかな。
    今年の1冊目
    2021.02.22

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