世界の歴史 (5) (中公文庫 S 22-5)

  • 中央公論新社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (549ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053120

作品紹介・あらすじ

オリエントの辺境から出発し、ポリス民主政を成立させ、古代世界の先駆となったギリシア。地中海の覇者となり、文化・芸術・政治などあらゆる側面で劇的な変化を遂げたローマ。人類の偉大な古典となった文明の盛衰。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    中公文庫の世界の歴史シリーズ。5巻目はようやくと言っていいのか、古代ギリシアとローマ。一気に民族大移動までを範囲としている。
    ざっと流し読んだ。ギリシアの興隆、ローマに移り変わる時代の流れ、共和政ローマから帝政ローマ、基本的には世界を学べば必ず通る道なので、ざっと読むことができた。この本は深いが、まずはざっと流して全体像を掴みたいと思っているところ。他の本でも知り深めたい分野だ。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    前半はギリシア、後半はローマとなっている
    ギリシアで民主政がなぜ成立したのかと気になっていたのだが本書である程度は納得できる答えがでたように感じる。
    本書では当初は富裕層が少人数で統治していたのが、一般層が交易で利益を上げることで平等に近づいたことというのは納得できる理由だった。
    ローマはかなり簡素ではあるがローマが王国、共和国、帝国と変遷してきた歴史がしっかりと書かれており、さらには当時の文化や風習、宗教などにも触れられており、わかりやすかった。

  • ギリシア・ローマ。アテネ・スパルタ、アレキサンダー、カエサル、クレオパトラ、オクタウィアヌスなど巨星の歴史たくさん

    難易度 中
    感動☆☆☆☆☆
    涙線☆☆☆☆☆
    興奮☆☆☆☆☆
    感心★☆☆☆☆
    伏線☆☆☆☆☆

  • SM4d

  • ギリシア、ローマともに関心をひかれる描き方がされている。ギリシアの部のミケーネ文明とその崩壊、ポリスの成立、ローマの部のエトルリア文化の影響、ギリシアとローマの差異などなど興味深く読んだ。ここからさらに深めていきたいという気持ちを起こさせる一冊だと思う。そういう点で古代ギリシア史と古代ローマ史への入口にふさわしい良書。ギリシアの部・ローマの部のそれぞれの著者によるあとがきでの補足も非常にありがたい。紙幅の都合で駆け足になってしまっている感はあるが、コンパクトに良くまとまっているとも言える。

  • オリエントの辺境から出発し、ポリス民主政を成立させ、古代世界の先駆となったギリシア。地中海の覇者となり、文化・芸術・政治などあらゆる側面で劇的な変化を遂げたローマ。人類の偉大な古典となった文明の盛衰。

  • 世界の歴史5冊目にして、古代ギリシャ・ローマの話。

    歴史の入門書に求めるものがそのまま詰まった一冊だったと思う。
    これ以下だと寂しいし、これ以上なら専門書に譲るべき線で、違和感無く読めた。
    ただ、せっかく史料も豊富で学ぶ激ことも沢山ある時代なんだし、ギリシャとローマは分けて作っても良かったんじゃないかなぁ。

  • 学生時代に勉強した世界史とは全然違うギリシアとローマの世界があった。いつか興味のある部分を掘り下げてみたい。

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著者プロフィール

1943年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『古代ギリシアの女たち』(中公新書)、『古代ギリシア社会史研究―宗教・女性・他者』(岩波書店)、『ソクラテスの隣人たち』(山川出版社)、編著に『新版世界各国史17ギリシア史』(山川出版社)、共著に『世界の歴史5ギリシアとローマ』(中央公論新社)『集中講義! ギリシア・ローマ』(ちくま新書)など。

「2023年 『歴史学の始まり ヘロドトスとトゥキュディデス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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