双調平家物語 14 治承の巻 (承前)源氏の巻 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2010年5月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784122053236

みんなの感想まとめ

物語は、平家と源氏の対立を背景に、運命を見通す力を持つ文覚の存在を描き出します。彼の右眼は大聖不動明王、左眼は孔雀明王であり、人の果報や国の行く末を知る力を象徴しています。この力を持つ文覚は、頼朝の心...

感想・レビュー・書評

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  • 文覚の右の眼は、大聖不動明王の御眼。左の眼は、孔雀明王の御眼なり。人の果報を知り、日本国の行末を見通すことは、掌を指すがごとし!信ぜられよ!佐殿の相は、心境穏やかに保ち給われば、人を順え、天下を統べる大将軍ともなり給える大果報の相!さては、恨みによらず、天下の規矩ー高き所の水が低き所へ流れ、器の方円に従って形を変えるがごとく、時至って後に平家を倒されるお心であられましょうな。頼朝は、彼を見据える荒聖の、眼中に現れた、突然の「激しさ」が恐ろしかった。ない心中を探られて、「ある!」と言う聖の胸の内が訝しかった。

  • 治承の巻Ⅱ(承前)◆源氏の巻

    毎日出版文化賞
    著者:橋本治(1948-、杉並区、作家)

  • 源氏の巻の開始。ついに頼朝挙兵、まさか偽の院宣が原因とは!ここまで日本史で習ったかなぁ。はっきり覚えていない。いろんな人がいるんだなぁと。

  • 2010年12月29日読み始め 2011年1月3日読了。
    以仁王の反乱から始まります。寺とか坊さんの話が冒頭から続くので、慣れるのに時間かかりました。「源氏の巻」に入り、源頼朝の話が出てきます。頼朝が兵を挙げるきっかけになったのが、文覚の偽の院宣。文覚が僧侶になったエピソードは面白かった(ひどい奴だけど)。
    最後は合戦シーン多めで、また名前がどんどん出てきて覚えられません。適当にスルーしてもいいのかも…。

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著者プロフィール

橋本 治(はしもと・おさむ):1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルの垣根を越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』『巡礼』『リア家の人々』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年、逝去。

「2026年 『「わからない」という方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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