国境事変 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2010年6月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784122053267

感想・レビュー・書評

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  • 東刑事は活躍してるけど、「ジウ」とは、そんな関係ない感じ。
    現実問題としては、「ジウ」よりありそうで怖い。歌舞伎町封鎖とかより、国境近くの対馬とかの方がね。
    捜査一課だけやなく、公安、更には自衛隊と何か危機感でピリピリする…

    この小説発売当時より、北はミサイル撃ちまくりで、もっと怖くなってる…昨日も確かやったはず…
    防衛費も大幅増加になりそうだし、防衛の意味合いも違って来ている。もう、撃たれてからでは遅いという感じに…

    公安の目的が違うのは分かるけど、大義の為には…って考えはなぁ…
    警察官に応募してきてる人って、そんな事で、入ってきてる人ではないんで、別枠で募集せんと、実際に働く時に矛盾に悩まされそう…
    国民一人一人に向き合うのと、国として向き合うのは違うしな。

    面白いけど、何かありそうで怖くなる昨今です!
    大どんでん返しありで、面白かった〜!
    また、続き読も〜(^_^)v

  • 主人公の東警部補は、ちょっと前に読んだ「ジウ」で活躍した刑事だそうだが、印象にあまり残っていない。その活躍含めて有名となり、良い意味でも悪い意味でも警察では目立った存在。
    序章では対馬が出てくる。そんな辺境が何故と疑問が出てくるが、それが最後に明かされる。
    在日朝鮮人の殺害を契機に、公安と刑事の激しいバトルが始まる。他の本でも見るが、公安の行動が本当であれば恐ろしい。相変わらず、どこからとも無く降りてくる上部組織からの障害。それを無視する東警部補。同調する仲間も現れ、激しい敵との争闘。
    展開は面白いのだが、最後の黒幕とのやり取りが何度読んでも理解できない。米国、反朝鮮、等々、もう少しシンプルでも良かったのではと思う。

  • 関東にいると対馬の重要性を忘れがちだけれど、国境の町なんだ。常に日本と彼の国との境にある。
    むしろ日本の首都よりも彼の国のほうが近いかもしれない。それはとても怖く緊張感のあることだろう。
    東京での在日朝鮮人の死と、対馬の事件がどう繋がるか、そこが見どころ。
    東さんは相変わらずかっこいい。今回は川尻に感情移入した。

  • ジウから上手く離れてる感じがまた良かったです。やっぱりすぐ読めちゃうんですよね。→ハングへ

  • ジウシリーズ第四弾。捜査一課の東警部補と公安のしがらみ。さらに北朝鮮の工作員も出てきて、国境の島・対馬で対決する。

  • 1.6
    うーん、面白くない、、
    東という好きなキャラクターが登場しているにも関わらず、全く乗れず、話のテンポも悪く誉田さんが書いたの??というくらい別物に感じました。

  • ジウによる『歌舞伎町封鎖事件』から2年。
    新宿で在日朝鮮人の殺人事件が起こる。
    殺害事件を担当することとなった警視庁捜査1課6係・東警部補。

    北朝鮮に関わる企業の捜査を進めていた公安。
    被害者はその企業の社長だった…

    刑事部と公安のせめぎ合い。
    お互いの意地がぶつかり合う。

    小型のスーツケースほどの核爆弾『ミニニューク』がアメリカから持ち込まれ、対馬を経由して北朝鮮へ、運び込まれようとしていた…

    ジウサーガ4作目。
    美咲や基子はどうなったのか…と。
    ほぼ触れられることもなく…
    ジウからの登場人物も東警部補だけ。
    ジウ3部作ほどの凄まじさ、スピード感もなく、進んでいく。
    ジウよりも現実的で、本当にありそうで怖さを感じる。
    ジウとは少し世界観が違うのか。
    ジウの流れを期待していただけにちょっとがっかり。

    公安という組織は本当にこうなんだろうか、目の前で人が殺されようとしていても、自分たちの捜査を優先するために、助けないなんて。
    東が公安嫌いな理由がわかった気がする。
    本当に『ドブネズミ』だ。

    まだジウサーガは続く…
    美咲と基子のその後がわかるまでやめれない…

    誉田哲也に嵌められている。



  • 2019/2/10読了。
    エンターテイメント要素が大きいと感じた「ジウ」シリーズに比べて、硬派で「警察小説」らしい印象。
    「ジウ」の直後に読んだせいか、やや地味な気がしないでもないが、舞台設定を含めて、興味深い。
    対馬のこと、公安のこと、いろいろと勉強にもなった。
    目を覆うような描写がほとんどなかった誉田哲也の本に、久しぶりに出会った気がする(笑)

  • 最初に。
    私はこの前段のシリーズである、ジウは読んでいない。本のあらすじが面白そうでいきなりすっ飛ばして、本作を読んだ。
    そんな私でも、楽しめた作品。

    物語は、一つの事件を公安と捜査一課の視点から交互に書かれていて、同じ警官でも公安部と刑事部じゃあ随分と大義名分が違うんだな。と。
    そして、その警察両者の間に、私という人物の視点から書かれた章がある。
    併せて、東京から遠く離れた対馬で起こった異変。
    最後には全部繋がって、あんまり気持ちの良い終わり方ではなかったが終章の本当に最後の最後、その部分で少し救われた。

    キーワードは、G4、アイアン、対馬かな。

  • 日本と北
    日本とアメリカ
    アメリカと北
    各国の立ち位置と生きた人間の関係性に何とも言えない気持ちになった

    在日としての生きづらさを抱え、そこに付け込まれ犯罪加担する
    同じように生きているのに…と

    この作品を読むまで対馬が国境だと気が付かなかった

  • 公安 という組織の内容は全く知らなかったけれど、通常の警察ではないとは思っていた。あまり良くない方向で。
    しかし、結構いいかも なんて思って読み進めていた。
    この作品から 内部のそれぞれの人となりに触れてみると、元は同じ人間 日本人なんだ。組織の構造上、訓練されてのものなんだなぁと思わされた気がする。

    内容はシリアスな内容だ。その中に絡まる組織の話となるのだけれど、人情味溢れるやり取りや人物 信頼 諸々 とてもいい作品でした。

  • ジウ·サーガシリーズ第4弾。
    イッキ読み必至!

  • 章の頭の語りの謎が気になり一気読み。終章なくても読み応えあるが最後に伏線回収がおお、っとなった。何人かこの後も出てくると思うと楽しみ。

  • 2023.9.2
    ジウの二年後の歌舞伎町で起きた在日殺人事件
    東警部補の物語

    日本と朝鮮の国境、対馬
    在日の抱える屈辱感
    公安警察と刑事警察の関係性
    公安の実態

  • 秘密は重い。
    組織も重い。
    正義って担う役割によって変わるから、
    とても難しいし、とても重い。

  • フィクションというのを忘れてしまう位に引き込まれてしまった。公安に北朝鮮という難しいテーマを分かりやすく描かれていて、とても興味がわきました。ジウで活躍した女性刑事の1人が慕っていた東警部補の活躍も面白かった。彼女が少しだけ感じられたのもジウシリーズ好きには堪らなかったです。

  • ジウとは世界観が違い、捻じ曲がった感情のもつれではなく、公安の矛盾とか、東の正義感と曲者感とか、北朝鮮とアメリカの陰謀など、なかなか大きな話でサラッと読めた。ちょっとジウの後を期待してしまったので、星は控えめで。

  • ジウシリーズの4作目。
    主人公はジウでも出てきた東警部補。
    事変…事件よりも規模が大きい、非常事態や騒乱のこと。
    この言葉か出てくる辺りで、物語は一気に動くが、内面描写多めで、動きが少ないのが不満点です。

  • ミステリーが読みたくて堪らず、でも食指を動かされる作品がなかなか見つからず、アマゾンで探した結果、まだ読んでいない誉田氏の作品を見付けて購入したのがこの一冊。

    ジウで知り、ストロベリーナイトの姫川シリーズでファンになった著者のこれまで読んだものとは少し趣が異なる仕上がりでしたが、大変面白かったです。

    対馬で起きた密入国疑惑を描く序章から一転、第一章は新宿で起きた在日三世の朝鮮人殺害事件へと舞台が移ります。
    その在日朝鮮人には実は公安警察も関与しており、章ごとにそれぞれの視点から事件が描かれていきます。
    時折登場する「私」という事件の黒幕らしい人物が誰であるのか、も興味を引くポイント。

    最終的には全てが1つになっていくのですが、単なる謎解きミステリーではなく、対馬という国境を強く感じさせる土地・公安の立場・在日という存在など、様々な社会的問題が盛り込まれていました。

    要素が複数になると、時にまとまりのない散らかった印象の作品になってしまったものに出会いますが、本作はちゃんとまとめあげられており、さすがと思える仕上がり。

    本作は女性が一人も出て来ないのも、新鮮でした。父親に勧めようかな。
    再読はしないでしょうが、満足度は高め。

    これからも読み続けたい作家の一人です。

  • とにかく暗い小説で、読んでいて滅入ってしまった。
    刑事警察と公安警察の対立、公安がどんな活動をしているのか理解を深めるには役立つかも。在日の問題はテーマが重すぎて今の私には拒否反応の方が強く出た。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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