美学入門 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 153
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053328

作品紹介・あらすじ

美というのは、いろいろの世界で、本当の自分、あるべき自分、深い深い世界にかくれている自分に、めぐり逢うこと-芸術を通じて現代という時代の運命を予言する試み。豊かさと軟らかさをそなえた、強靱な芸術論。

感想・レビュー・書評

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  • ●非常に難解であった。芸術論というよりは哲学である。

  • パラ読み。
    学問として文章で尾を知ることはできるが、私はそれよりももっと、実体験として日を肌から(感覚から)知りたいと思った。

  • さすがに端正で抑制のきいた文体だな、と思うけど内容はあまり頭に入ってこなかった。中井の著作はどうも相性が悪いのか。

  • とても短い文章の中に、美の起源・各芸術における美・美学史がまとめられている。
    言葉は平易で情緒的だが、構造はいたって論理的で、全体の構成が頭に入りやすい。
    美とは何か? 我々はどのような時・ものに美を感じるのか? 人は美をどのように考察してきたのか? といった問いに軽やかに答えてくれる本だ。

  • 解説:後藤嘉宏

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784122053328

  • 2016/1/6読了。

  • 仕事においても何においても、機能の純粋さによる機能美を追求したい。
    p19
    その切るという機能が、純粋になりきったとき、その秩序は、自然の美しさをしのぐほどのものにまで立ちいたっている。
    p20
    音の数学とでもいってよい近代の音楽
    p43
    いかめしい、重たい「漢字」の美しさから、さらさらと流れる「仮名書き」の字の美しさにうつったような、そんな可るみが日本特有の美しさとして現れるように思われる。
    p180
    中井が技術を重視した美学を構築しようと試みたことと、彼の実践とは見事に照合しています。

  • いかに美は発見されるか、されてきたか。まだまだ自分の理解度が低い…要再読。

  • 美を生きることに結び付けようとした人の思索のありか。

    ただし、これはまとまりのある思索とは言えないだろう。
    その意味で、純粋な「入門」ではない。

    ただし、真摯に向き合われている各々のテーマは
    思索を始める扉の役割を十二分に果たす。
    そうした意味での「美学入門」である。

    美は人生のためにあるわけではないだろうが、人生とともにある。
    そうと意識せずとも人は見つけて、手元にそっと引き寄せておきたいものだ。

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著者プロフィール

中井正一

一九〇〇(明治三三)年、大阪市生まれ。二五(大正一四)年、京都帝国大学文学部哲学科卒業。三〇(昭和五)年、「美・批評」を創刊。三三(昭和八)年の滝川事件を経て、三四(昭和九)年、京都帝国大学文学部講師、ファシズムに対抗するため、三五(昭和一〇)年、「世界文化」、翌年、雑誌「土曜日」を創刊したが、三七(昭和一二)年、治安維持法違反により検挙。四七(昭和二二)年、広島県知事選に立候補するも落選、四八(昭和一三)年、国立国会図書館副館長に就任。主な著作に、『委員会の論理』『美学入門』など。『中井正一全集』(全四巻、美術出版社)がある。一九五二(昭和二七)年、逝去

「2019年 『日本の美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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