双調平家物語 15 源氏の巻(承前) 落日の巻 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2010年6月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784122053335

みんなの感想まとめ

物語は、源頼朝の成長と彼の一族との複雑な関係を描き出しています。頼朝は力を増していく中で、一族の力を削ぎ、独自の道を歩む姿が印象的です。彼自身が「一族」を必要としないことに気づいていない様子が、物語に...

感想・レビュー・書評

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  • 頼朝は「一族」を必要としない男である。誰がそれを知るだろう。頼朝自身もまだそれを知らない。「一族」が力を得れば、それが頼朝を不快にさせる。頼朝が力を増し、征夷大将軍として鎌倉に揺るぎない力を示すようになる道筋は、彼が「一族の男達」の力を削ぎ、切り捨てて行く道なのである。

  • 毎日出版文化賞
    著者:橋本治(1948-、杉並区、作家)

  • 伝統的ってなんだって、読んで思った。政治家の皆さんはどの時代の誰をもって日本の伝統とするんだろうね。武士だって超利己的だし恩賞ないと動かないし、貴族は人を蹴落とすことしか考えてないし。
    中宮とか皇后とかだってその前の時代にはあり得ない制度なわけで。
    どこを切り出すかって言う恣意的な部分でなんとでもなるくらい長い歴史があるんだな。

  • 2011年1月4日読み始め 2011年1月8日読み終わり
    以仁王の反乱から下り坂の平家がいよいよ終末へ向かってます。一応主人公?の清盛もあっけなく死んでしまいました。最後に重盛を呼ぶところは哀しいです。
    源頼朝についてもじっくり描かれてますが、頼朝も叔父さんやら従兄弟やらと争って一枚板というわけではなかったようです。物語も終盤なので、すごく面白くなってます。

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著者プロフィール

橋本 治(はしもと・おさむ):1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルの垣根を越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』『巡礼』『リア家の人々』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年、逝去。

「2026年 『「わからない」という方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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