七人の中にいる (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.33
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本棚登録 : 506
レビュー : 67
  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053649

感想・レビュー・書評

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  • スイスイっと軽く読める。だが、みんなが怪しく思えてきて、それでも怪しい人たちの疑いが消えていくと残るのは誰なのか?

  • やはりこの作者の文章は非常に読みやすい。携帯電話が普及していない頃の話だけど、古臭さが感じられずすんなり読める。
    ただ、話がやや長いのと、主人公がちょっと頭悪いのでその点が残念。

  • 読みやすい、おもしろい

  • 展開も犯人も予想の範囲内で終わる。
    ベタといえばベタ。
    でも、登場人物が個性豊かなので面白かったです。
    分かりやすいミステリーが好きな人には向いてるかと。

  • 過去に犯した罪から逃れ、平和に暮らしていた晶子のもとに届いた手紙と写真。
    そこには、忘れたくても忘れられない人間が死体となって写っていた。
    罪を償うことなく逃げおおせた者にとっては、過去の犯罪は忘れてしまいたいものだろう。
    けれど、被害者はけっして事件を忘れない。
    晶子にとっては自分の手を血に染めたわけでもなく、同行していた者が勝手に暴走した結果の殺人・・・ただそれだけだったのだろう。
    時が経ち、徐々に晶子の中で事件が風化していったのは仕方のないことかもしれない。
    晶子の視点では、家族を除いてはみな怪しくみえてしまう。
    愛犬を殺した犯人が同じ屋根の下にいる。
    けれど、愛する娘と夫には過去の過ちを知られたくはない。
    守り通さなければならない秘密を抱えたまま、晶子は恐怖に脅えるしかない。
    一方、晶子から調査を依頼された元刑事は、独自の推理を働かせる。
    情報源の晶子からもたらされるものは、脅えている人間特有のあやふやなものばかり。
    その中で、見当違いを繰り返しながら徐々に真相に近づいていく。
    気になったのは犯人がいなくなった後の晶子たちだ。
    やけに前向きなラストがすっきりしなかった。
    たぶん犯人がいなくなる本当の原因は隠されたままなのだろう。
    でなければペンションを続けていく・・・などとは言えないはずだ。
    過去の事件がまるでなかったことのように暮らしてきた晶子。
    そのときの言い訳は生まれてくる子供だった。
    そしてまた、同じ言い訳で犯人の動機は隠されていくのでは?と思う。
    晶子は何の罪にも問われない。
    時効云々ではなく、事件には何も関係のない第三者としての立場を守りながら・・・。
    そんなふうに物語後を想像してしまうのだけれど。
    途中で犯人が想像できてしまう展開。
    そして、晶子にどうしても共感できないどことなく不満が残る結末だった。

  • 途中で展開が読めてくるものの、読みやすく面白い。ただ、因果応報的に物足らない。せめて、間違えて疑ったら謝れや。

  • ペンション「春風」のオーナーである「村上晶子」は,過去に恋人と古くからの友人の3人で強盗殺人の罪を犯した。強盗殺人事件は,既に時効になっているが,村上晶子のところに,「おれは両親と姉を殺した犯人を決して許さない」という復讐を示唆した手紙と写真が届く。
    村上晶子は,旦那でありシェフであった洋一と死別し,郁夫という現在のシェフと再婚することにし,ペンションの常連客が,パーティをすることとなった。
    物語は常連客の一人,元刑事の佐竹が脅迫状を送付したのはだれかを捜査するパートとペンションの描写から構成される。常連客のうち,上流階級であるはずの三枝夫妻が既に破産していたり,影山夫婦が実は不倫の関係だったりするなど,嘘をついており,これらの嘘が「実はこの人達が脅迫者では…」と思わせる。晶子の娘である村上あずさが連れてきた小説家,「見城美彦」が葛西家の生き残りの一行かと思わせるが,佐竹の捜査で一行は既に死亡していたことが分かる。最後は,脅迫者は一行の叔父が脅迫者であると分かり,晶子は北町を疑う。
    真相は,中条郁夫が脅迫者だったというもの。中条郁夫は晶子を追い詰めるが,最後はあずさを殺すことができず,自害する。
    正直,ミステリに慣れている人であれば,脅迫者が中条郁夫であることは分かってしまうだろう。ミスディレクションがない。作者があとがきで書いているとおり,本作はサスペンスであり,本格モノではないということだろう。ただ,サスペンスとしてもそこまでのスリルはない。今邑彩らしい小説のうまさでプロットの弱さをカバーしている感じ。★3で。

  • クリスマスイヴを控え、ペンション「春風」に集った七人の客。そんな折、オーナー・晶子のもとに、二十一年前に起きた医者一家虐殺事件の復讐予告が届く。刻々と迫る殺人者の足音を前に、常連客の知られざる一面があらわになっていき…。復讐を心に秘めているのは誰か。葬ったはずの悪夢から、晶子は家族を守ることができるのか。

  • ううーん、イヤミス系(笑。
    読んでる最中ももやもやするし、後味もなんとも。
    いやいやいや、子供が熱を出していなければ…ってそこは違うだろ!
    指一本触れてなくても加害者は加害者だしなーと。
    最後だけ毅然としてたけど、それすらも…。
    でもなんだかんだおもしろかったです。
    ラストまで一気に駆け抜けて読んだ感じ。

  • 今邑さんの作品が大好きです。
    この作品は途中で犯人が解ってしまい、最後の驚きはあまりありませんでした。

    でもやはり、今邑さんの世界観はとても好みです。

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