SRO―警視庁広域捜査専任特別調査室〈1〉 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 938
レビュー : 123
  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122053939

作品紹介・あらすじ

警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。警察組織の限界に迫る、新時代警察小説の登場。

感想・レビュー・書評

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  • 連続殺人鬼とか、指切断のシリアルキラーとかが犯人のようで、読み始めることに躊躇いがあった。
    しかし、SROのメンバーそれぞれが訳アリで、キャラクターがしっかり描きこまれており、彼らがどういう活躍をするのかと、興味津々となる。
    さらに、SRO設立の裏には、警察の闇=ブラックノートなるものが絡んでいるらしく、今後どういう展開になるか楽しめそうなシリーズ。

  • 気になっていたシリーズ。たまたま図書館の本棚で見つけたのが運命的だったのか、かなり好きな内容。キャラもそれぞれ立っていて全員が主役級のエピソードを与えらえているのもすばらしい。第一作が最高とならないことに期待。

  • 警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。

  • 前から気になっていたシリーズ。キャリアだらけの規格外の部署で個性豊かな面々が事件を追う。第一作はシリアルキラーの「ドクター」を追う。現実離れ、荒唐無稽、ドラマ化ターゲット…といろいろ意見はあるだろうけど、素直に楽しめる。2巻へ突入!

  • 警視庁に新設された日本版FBI的な部署の話。日本にはイないとされてるシリアルキラーが実はいるんじゃないかとものすごい頭が切れる室長で警視長の山根が追う。
    富樫さんの本は初めて読んだがSROの人物設定がよく面白かったシリーズ読んでみたい。十何年犯行を繰り返してきたシリアルキラー夫婦は山根さんが捜査し始めたらあっさり見つかっちゃったけど今後に期待。
    アーロン・ホッチナーばりに頑張って欲しい。

  • たった7名で構成されているSRO(Special Research Office for Extensive Investigations)。
    警視長1名、警視正2名、警視1名、警部1名、そして会計などを扱う事務職2名。
    アンバランスな人員が配置されている部署だ。
    それぞれが裏事情をかかえている。
    ある者は出世と引き換えにスパイ行為を強要されている。
    ある者は自らスパイ行為を引き受けている。
    ある者は不祥事を起こして隔離されるようの移動させられた。
    ある者は監視対象として新設部署に押し込められた。
    互いに反発しあい、不協和音を奏でながら「ドクター」と呼ばれる連続殺人犯を追っていく。
    白骨となって発見された遺体は、治療痕が残る歯は抜かれ指は切断されている。
    そして、なぜか石灰が遺体にはかけられていた。
    わずかな手がかりをもとに、徐々に真犯人に迫っていくSRO。
    序盤ではあれほどバラバラだったメンバーが、いつの間にか「ドクター逮捕」に向かってひとつになっていく。
    広域捜査をする権利を獲得し、県警や所轄に縛られず自由に捜査できる。
    そして、SROに対する確固たる後ろ盾の存在。
    これらによって初めて可能になったSROの捜査は、犯罪を食い止めるために動き出す。
    ラストに訪れる犯人との対峙は緊張感あふれるものだった。
    シリアルキラーというのはこんな人なんだろうか?と、妙なリアル感とともに怖さを感じた。
    警察内部の内紛や足の引っ張り合いなども描かれ、犯罪を捜査する・・・そのことの難しさも伝わってきた。
    はたして次の作品ではどんな事件に遭遇するのか。
    楽しみである。

  •  富樫倫太郎の初読み。
     特殊な設定でエンタテイメント性重視な警察小説。やっぱり、警察小説は面白い。

     巻末解説文によると、もともとは時代小説・歴史小説で活躍してきた人らしいので、そちらもチェックしてみたいと思った。

    (続編シリーズが出版されているのは知っているが)いかにも「まだ続くよ~」と思わせる、ホラー(サスペンス?)的な“引き”も、なかなか良い余韻を味わわせてくれた。

    ★4つ、7ポイント半
    2015.10.29.古

    リアリティが云々、設定が云々なんてレビューもいくつか見られるが、フィクションのエンタメ作品だという点を分かって読んでいるので個人的には無問題。

    ただ、気になったのが・・・「ハリー」
    刑事さんって、逮捕劇が予想されるような危険なミッション以外でも日常的に拳銃を持ち歩くのだったっけ??
    少なくとも過去に読んだ警察小説では、そうではなかったような。。。。

  • やっぱり警察小説はおもしろい。
    しかし、最後の爪を剥ぐところは文字だけとは言え、その光景が浮かび、気持ち悪かった・・・

    この話は、日付が細かく設定されていて、読み終わってから見直したら、今まで誰も気づかなかったシリアルキラーによる難事件が、たったの七人で二週間ほどで解決されてた。
    内容はおもしろかったけど、こんなに短期間で犯人逮捕できるのだろうか?と疑問に思わずにはいられない。

  • おもしろい!警視総監や上司の一声が葵の御紋な世界で、水戸黄門ならぬ隠密同心が凶悪犯にせまる。

    最近、脳内3Dが癖になり、ついつい登場人物に俳優さんを割り振っちゃう。30代エリートコース狙いの芝原麗子役が決まらない。ピタリな人、いるのかな。

  • なし

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著者プロフィール

富樫倫太郎 1961年、北海道生まれ。98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「陰陽寮」「妖説 源氏物語」シリー
ズなどの伝奇小説、「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、「生活安全課0係」シリーズ、『早雲の軍配者』『信玄の軍配者』『謙信の軍配者』の「軍配者」シリーズなど幅広いジャンルで活躍している。


「2019年 『スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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