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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054042
作品紹介・あらすじ
朝幕対立の時代に即位した青年天皇は徳川和子を妃に迎え学問と芸道を究める。幕府の莫大な資金を引き出しながら宮中の諸儀式を復させ、修学院離宮を造営する。"葵"の権力から"菊"の威厳を巧みに守りつつ、自ら宮中サロンを主宰、寛永文化を花開かせた帝の波瀾の生涯を描く評伝の決定版。
感想・レビュー・書評
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歴代天皇のなかでも、特に日本文化の発展に寄与した人物といっていい。幕府が制定した禁中並公家法度に忠実に従い、独自の文化サロンを開拓した。本書を読んで知ったが、立花様式を確立した池坊専好が、後水尾天皇による支援で誕生した。本書にあるように、当時の芸能とは、現代のように狭義的な意味合いではなく、広く教養を指す。そのため、後水尾天皇は、日本人が長年引継ぎ伝統文化と新しく誕生した文化両方を、後世の人たちに残した。
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