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- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054233
作品紹介・あらすじ
独立した文芸に高められた俳諧が松尾芭蕉という才能を得て、十七文字の中に小宇宙を創造するまで。
感想・レビュー・書評
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江戸時代の文学について,例えば俳諧がどのようにして栄えたかが一筋で示されている。
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俳諧の歴史を中心に語られる。やはり芭蕉の記述は魅力的。以下、印象に残った箇所の引用。
「芭蕉の名句の多くは、永遠なるものと瞬間的なものを同時にからめとっている。この場合、古池はその永遠なるものであるが、人間が永遠を知覚するためには、それをかき乱す一瞬がなければならない。蛙の跳躍、その一瞬の合図となった「水のをと」は、俳諧における「今」である。しかし、「今」が感知された瞬間に、古池は再びもとの永遠に戻っている。」 -
原書名:World Within Walls(Keene,Donald)
近世の日本文学◆俳諧の連歌の登場◆松永貞徳と初期の俳諧◆談林俳諧◆蕉風への移行◆松尾芭蕉◆芭蕉の門人◆仮名草子
著者:ドナルド・キーン
訳者:徳岡孝夫 -
芭蕉の時代の背景がわかり良かった。
芭蕉に関する内容は意図的に少なかったような。連句に関することも充実。
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