- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054356
感想・レビュー・書評
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移動した元部下の法月からある資料を託された主人公。5年前の失踪者を捜査することになりますが、前回の事件ですっかり淀んでしまった失踪課が少しずつ息を吹き返していきます。創業者の血縁の研究者と企業との軋轢。天才であるが故の苦悩。失踪の背景が見えてきたとき事件の真相にたどり着きます。事件後法月が高城に自分の中にあるものと対峙するよう諭す場面が辛かったです。
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シリーズものを刊行の都度読むのもいいが、このシリーズの様にすでに完結してしまったシリーズは、待つことなく続けて読めるのが有難い。
著者のシリーズものは特に、各巻を通して語られるテーマ(このシリーズでは、高城の娘の失踪)があり、続けて読むのに適している。
どういう結末を迎えるのか、最終巻まで興味がそそられる。
今回の第六弾は、阿比留室長が前回の事件以降立ち直れず、しかもベテランの法月は異動。失踪課は崩壊寸前!
今後どうなるのか、ますます目が離せなく練ってしまう。 -
前作の室長絡みの事件後、雰囲気が暗くなった失踪課。それは法月の異動で一気に衝撃が走った。ベテラン先輩刑事として高城達を支えてくれる存在だったのに。
今回の事件は、その法月が託した案件。5年前に失踪した人を探す……。長い月日が経った失踪人を探し出すのはゼロに近い可能性ではないか、と思いながら読み進めていったら最後、法月の意図が分かった。自作は遂に、高城が自分の娘の失踪と向き合うのか。楽しみだ。 -
次を読もう!
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後半、事件の解決に向けて一気に加速してる感はあるが、主人公の心境の変化と最後の流れから、そもそもこの事件は次作への布石となる作品という位置付けだったのだと。
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#読了。警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第6弾。5年前に交通事故の現場から失踪した天才ロボット開発者を探す。時を同じくして、彼が勤めていた会社が脅迫され、犯人からのメッセージには直筆の署名が。。。途中まではそれなりだったのだが、犯人にはがっかり。もはや伏線とさえよべないような。次作へのつなぎのための作品??
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前回の室長が行方不明になった事件から、なんかバラバラになりつつある失踪課。
移動で失踪課を去った法月から、5年前の失踪事件を解決してみたらと資料をもらい、失踪課を再びまとめるために、5年前の事件を調べはじめます。
変わってしまった室長さんが、なんか哀れというか……。
法月さんの代わりに来る人も、なんか使い物にならなそうだし……。
不安ばかりの中、最後は、やっとある失踪事件の捜査に乗り出すのかぁという希望も。 -
3.5 安定の失踪課シリーズ。次回からいよいよ新たな展開?
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警視庁失踪課・高城賢吾 シリーズ第6弾。
書き下ろしです。
前作の室長の失態により、バラバラになってしまった失踪課。
加えてオヤジさんこと法月が同じ渋谷署の警務課に異動となり、ますます腐る高城。
そんな高城に法月から5年前の失踪事件を託される。
失踪者は歩行アシストロボットの開発者。
捜査開始間もなく開発者の所属する会社で爆発事件や、脅迫事件が発生する。
開発者の失踪した動機の解明が第一に進められていく。
6シリーズ目にしてなんだかまとまりのある話に感じました。
動機なんて、所詮は犯人しか知り得ない複雑な事情かも。
法月の後釜で入る交通課の「サボリの田口」、高城の娘の行方など、次作につながること間違いなし。