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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784122054615
みんなの感想まとめ
天智天皇の政治的な立ち位置や心情を深く掘り下げた作品で、彼の孤独や中臣鎌足との関係性が巧みに描かれています。特に、天智天皇が皇位継承者としての自由な立場を活かし、政治の駆け引きにどう挑んでいったのかが...
感想・レビュー・書評
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中公文庫 中西進 天智伝
天皇として即位せず、皇位継承者という自由な立場で政治を行う執政者としての天智天皇像。王者の孤独や中臣鎌足に追随する心理を描いている
間人皇后(天智天皇の実妹)について驚きの仮説を提示。天智天皇の間人皇后に対する恋心や斉明天皇崩御後の中天皇(天皇的立場)説 など
中臣鎌足の周到さが細かく描写されている
「一派を倒すためには同じ派の誰かに代えることが第一の勝利である〜徐々に崩れていく自分からの身体には気付かぬものである。そこで次に彼を倒す」
「願望はもっと大きなところにある。表だっては何事も成功しない」
「計略でもっとも恐るべきは未然に発覚すること。極秘のうちに準備されねばならない」
乙巳の変
*中大兄(天智天皇)と中臣鎌足による蘇我入鹿の殺害、蘇我氏を打倒
*蘇我系の古人大兄の出家→軽皇子の即位(孝徳天皇)
*中大兄は皇太子に、中臣鎌足は内廷最高の地位へ
*難波へ還都
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上代文学の大家である中西進氏の著作。当時の生々しい政治的な駆け引き、隋唐や朝鮮半島の情勢などの切迫した対外情勢の中を生き抜いた天智の姿を浮き彫りにする。
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『日本書紀』『三国史記』『新唐書』を手がかりに描いた評伝。
小説、とするには人物中心でないと思うので、天智の生涯の流れを心情など推測してまとめた本…と云う感じでしょうか。
人物が立っていると云うなら天智より鎌足かな。
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