「死霊」殺人事件―警視庁捜査一課・貴島柊志 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122054639

感想・レビュー・書評

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  • 二つの事件を無理やり一つにまとめたような感じで、ちょっとごちゃごちゃしてしまった感じ。

    主人公の相棒の女刑事は何かありそうで結局何もなかったという肩透かし。

  • 刑事・貴島柊志シリーズ 第3弾。

    プロローグ
    第一章 死体は夜歩く
    第二章 死者を追って
    第三章 死体が殺した
    第四章 もう一人の死者
    第五章 再び密室
    第六章 やっぱり死体が殺した
    第七章 まだ終わっていない
    第八章 死霊は囁く

    不動産会社を経営する奥沢と上山、そして奥沢の妻・千里が密室状態の邸宅から遺体で発見される。

    奥沢と上山は鈍器で撲殺されたようで、千里は泥だらけ。
    しかも奥沢は電話で「死体が生き返った」との謎の言葉を残していた。

    奥沢は愛人に妻を殺害して保険金を搾取する計画を話していた。

    奥沢達の不可解なアリバイ工作と過去の事件の女性の影がちらつく。

    果たして本当に死体が犯人なのか?


    読者がありきたりな推理をしたところを、上手く裏切ってサプライズをしかける手法。
    複雑なトリックじゃないのに、視点をずらすだけでこんなに面白くなるなんて、作者の構成の妙に感嘆しました。

    2時間ドラマでありそうな話ですが、この厚みは本でないと実感できないと思います。

  • うーん、なんというか、トリックに無理がありすぎるというか…例えば、千里の指を小物みたいに普通に持ってたりとか、床下に埋めた遺体を掘り返して、二階のベットに運んだりとか。普通、ウジ沸いてて腐敗が始まってるような状態の死体を、荷物みたいに運べるかな?
    それと、写真から左利きがわかったとかいうのも、かなりこじつけがある。
    でも、あれだけ広げた伏線を回収するにはあんな内容に落ち着くんだろうけど、なんか無茶苦茶すぎた。
    相棒の女刑事も中途半端に退場していったし、モヤモヤする。

  • 貴島柊志シリーズ第3巻。

  • アリバイトリック

  • 事件に挑む者の先入観を利用したトリックは見事 同シリーズの他作品に比べるとオカルト要素は少なめでそこが心持ち寂しい

  • 3 

    タイトルを含め道具立てが秀逸で、事件の見掛けはまさにカーのそれ。章ごとのサブタイトルにもカー趣味が溢れ、目次を見ただけでにんまり。プロットも整合性が高く見事。ただ解決に至る筋立てが少し平坦であっさり気味。特に一つ目の事件の真相には特に驚きもなく、明かされ方自体が探偵役が一方的にしゃべって終わるだけで味気ない。動機面などで二つの事件がもう少し絡み合っていれば、もう少し好印象だったのだが。

  • 今邑氏の作品でこれが一番好きかもしれないな。
    あとがきが、311以降に書かれたものだとしってまた別の驚きと淋しさ。
    もっと作品を読みたかったです。

  • 貴島シリーズ全4作。

    読破しました。

  • 貴島シリーズ3作目。
    今作はホラー的怖さより、人の心の奥底に秘められた歪みや黒い欲望といったものの怖さがありました。
    張り巡らされた『縁』の糸。
    絡み取られ、逃れる術を持たなかったのか。
    抗わず共に堕ちていくのは心の弱さ、浅はかさか。
    今邑さんは歪んだ人物像を描くのが本当にお上手ですよね。
    アリバイ崩し、密室の謎解き等、ミステリとしての面白さも勿論味わえます。
    死体が殺した?いや、まさか。
    この奇怪な状況をどう着地させるのかというのも興味深かったです。
    貴島も存在感が増してきた気がします。

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