ボーダー - 負け弁・深町代言 (中公文庫 た 81-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055087

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  • かつては東京で人気の弁護士・深町 代言。
    しかし、ある事件から流れ着いた伊勢市で所属した事務所は、『負け弁』が集まる貧乏法律事務所。
    かつての情熱を失った深町であったが、無実を信じる同僚・中里 実花の窮地に再び立ち上がる。
    なかなか面白いキャラクターですね。
    最後のどんでん返しも楽しめます。

  • 弁護士・深町代言を主人公にした社会派ミステリーのシリーズ第一弾。刑事事件への情熱を失い、東京の法律事務所を辞め、伊勢の貧乏法律事務所に所属することになった深町は強殺事件の被告人のために再び刑事事件へと…

    小さな貧乏法律事務所を舞台に展開される再生と成長の物語。描かれる事件も身近に感じるもので、それだけに現実味があり、事件の真相も納得の行くものだった。社会派ミステリーの中に温かい人間の心が描かれ、好感の持てる作品だった。

    大門剛明と言えば、デビュー作の『雪冤』が非常に面白く、注目していた作家。このシリーズの続編も楽しみである。

  • 購入をした車には違和感があるが、深町の人柄には好感が持てる。今後のシリーズが楽しみ。

  • 深町の前の事件が気になる。深町の人物像は好き。
    滝川も気になる。

  • 文庫書下ろしみたい。割と薄めでするする読める。主役の深町がどうして刑事事件をしなくなったのか、はっきり明かされていないのは、続編を見越してのことか。しかし、最近はニートってめっきり言わなくなったよなー。気のせい?ニートって34歳までなんだ。知らなんだ。伊勢市駅前の弁護事務所なので、あの雰囲気を思い浮かべながら読む。何となくのどか。続編も楽しみだ。作者の人も昔弁護士を目指してたんだって。道理で犯罪系に詳しいはずだ。

  • 主人公は三重県の伊勢市で弁護士をしている。
    私は伊勢市民なので地元を知っているからこそ、読んでいて町並みがリアルに頭の中で映像化されていくのが面白い。

  • 悪くないけど、中だるみ。

  • テレビでも人気の若手弁護士•深町代言は、ある事件をきっかけに東京を去る。流れ着いた伊勢で所属したのは、志は高いが裁判で勝てない"負け弁"が集まる貧乏法律事務所。刑事事件への情熱を失った深町だが、ニート強殺事件の被告人の無罪を信じる同僚•実花の窮地に再び立ち上がる。

  •  話になかなか入り込めなかった。どの事件、誰を中心によめばいいのか。負け組勝ち組といっても切実さが伝わらない。

  • 東京から伊勢に移り住んだ弁護士の物語。
    勝ち組、負け組とか言うのも、なんだか今さらな感じだし、やっぱり、青臭い感じは否めない。私の好みではないかな。

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著者プロフィール

1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞、及びテレビ東京賞をW受賞。ほかの著作に、『罪火』『確信犯』『共同正犯』『獄の棘』など。

「2023年 『正義の天秤 毒樹の果実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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