堂島物語 2 青雲篇 (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2011年8月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784122055209

みんなの感想まとめ

青年の成長と人間関係の葛藤を描いた物語は、波乱万丈な展開が魅力です。主人公・吉左は、商人としての道を選ぶか、恋心を優先するかで悩み、最終的には駆け落ちという選択をしますが、その結果は決して平坦ではあり...

感想・レビュー・書評

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  •  この巻で一気にハマってしまった。
     山あり谷ありの怒涛の展開。米会所の創立による将来の希望が高まる中、転落する山代屋への婿入り打診を受け悩む吉左。婿入りすると商人としての道は開かれるが両思いの友人の邪魔立てをすることになる。断れば店に居れなくなるジレンマの中で、後者を即断する吉左。独立という希望の道が見えた中で今度は恋心を抱く加保の婚姻が進み、駆け落ちという最悪の選択をしてしまい絶望。更に駆け落ち発覚で互いに傷を負うが、周囲の手助けで何とか婚姻と独立を成し遂げる。まさに血を吐く思いで手に入れた幸せ。終盤、一気に5年経った時は驚いたが。
     駆け落ちの選択をした時はなぜ月照に頼らなかったのかと思ったが、顛末を見てそこが吉左の良いところで本書にハマる理由なのだと思った。それが間違った選択だとしても大人のコネや権力で解決しようとしない姿勢は尊敬する。駆け落ち発覚後の展開も皆が親切すぎるように感じるが、これも吉左の人柄が成せる業だとすれば非常に納得がいく。大成する人の周りには勝手に人が集まるということの体現。この物語は吉左の人柄が推進力であり、もっと活躍を見たくなる。

  • 続きはどうなる?

  • 絶対的

  • 博奕性の強い「日仕舞い取引」で連勝し、見事幹助の窮地を救った吉左は、米取引関係者の間で名を上げるが、山代屋の娘、お美津との縁談を断って、恋仲だった加保と駆け落ちを企て大失敗。その窮地を山代屋の隠居月照や田沢屋千代右衛門、六道の辰三郎の奔走もあって脱した吉左は、いよいよ独立して商いを始めることに。そして、大坂商人悲願の米会所が設立され、帳合米取引(先物取引)が正式に認められるのに合わせて、何とか米仲買株を手に入れた。

    物語の展開が早く、サクサク読めるのがいい。

  • 第2弾も文句なしのおもしろさ!

    常に謙虚であり、
    その時代の義理人情を大事にしながら
    生き抜いていく青年の成長物語。

    江戸幕府に翻弄されながらも
    庶民が図太く生き抜いている姿や
    恋をしながら子孫を残し
    家族を大事に思う気持ちは
    今の私達と何も変わらない。

    日々成長していく
    能登屋吉左右衛門あっぱれだよ~。

  • 主人公の吉左は、身分違いだが想う人・加保と一緒になることができた。その過程では、駆け落ちが露見し袋叩きにあい番屋に入れられ、ハラハラした。加保と一緒になるという夢をかなえ、もう一つの夢である米仲買になることも前に進んでいく。吉左のたぐい稀な取引の才能と努力に助力してくれる人がたくさんいることは素晴らしい。彼に向けて、「易き道ではなく厳しき道を選ぶ」ことを頼もしく思うという発言は自分にも発奮になった。

  • 丁稚にあがって2年、左吉は雑用に追われながらも未公認の先物取引「つめかえし」で相場師としての才能を開花させていく。
    様々な出来事に出会い成長してゆく左吉、身分違いの恋も・・・

  • 駆け落ちした後の言は考えていなかったんだね~。若気の至りか。これから人間の幅を広げてほしい。

  • 吉左の加保への想いは通じるのか。そして許されるのか。
    1巻とは違った緊張感があるけど、ややのめり込めず。
    いよいよ大きな夢に向かう、3巻に期待。

  • 主人公の能力が開花。

    月日流れつつ物語が加速する。
    舞台整った2冊目。

  • 苦難の幼少期をへて厳しい丁稚生活をおくる吉佐は、御隠居や大人たちの力を借りて少しずつ米相場の力を蓄え始める。そんな矢先、なんと勤め先の婿入り話が。しかし吉佐には、かなわぬ心とわかっていても心をを寄せていた加保がいる。どうする吉佐よ?このまたとない縁談をとるか、身分の違う恋をとることができるのか?

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著者プロフィール

1961年北海道生まれ。98年に『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー。以降、時代小説や警察小説を中心に活躍。本書はドラマ化もされた「生活安全課0係」シリーズの主人公・小早川冬彦が、警視庁本庁から日本各地へ活躍の場を広げていくシリーズ第2弾。著書に「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」「スカーフェイス」「警視庁SM班」などのシリーズ他多数。

「2023年 『スカイフライヤーズ 警視庁ゼロ係 小早川冬彦Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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