つぶれた帽子(中公文庫 さ 58-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 27
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055247

作品紹介・あらすじ

作ることにあこがれ、二二歳ではじめて粘土を手にしてから、ひたすら土を手にしてきた-上京、新制作派協会旗揚げ、シベリア抑留、憧れのパリでの個展など、決して平坦ではなかった自らの半生を、世界的彫刻家が質実に綴る。図版多数収載、年譜付。

感想・レビュー・書評

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  • 芸術家として以前に、一人の人間としての幅と奥行き。
    佐藤さんの作品に強く惹かれる理由に改めて合点がいきました。
    バイブルです。

  • 彫刻家の佐藤忠良さんの自伝。作品は国立近代美術館や村内美術館等で拝見したことあります。父親の早逝、22歳での美術学校入学、徴兵・シベリア抑留と決して平坦ではないものの、淡々とした語り口なので、読む側としてはややインパクトに欠けるかも。

  • 私の中で「佐藤忠良」といえば、絵本『おおきなかぶ』の作者でした。だいぶたってから実は有名な彫刻家だと知って驚いたのですが、この自伝を読んで、ますます根っからの彫刻家であることがわかりました。
    晩年に『木』という絵本を出されました。シベリア抑留の体験や、共に歩んできた方との出会い別れなどが、『木』に重みや深みを与えている。そんなことを感じながら読みました。

  • 決して平坦な道ではない佐藤さんが闘った100年は、美術に関わるすべての人に読んでほしい1冊です。

  • 西高出身でした!

  • 春先に98歳でなくなった彫刻家の自伝。おそらく日経新聞連載「私の履歴書」(1988年)をまとめたもの。読みやすい文章でぐいぐい読ませる。幼い頃から学校を出るまでの苦労、過酷な戦地/抑留時代のことなど具体的なエピソードを読み、いろいろなものを糧として地道に仕事に取り組み生きていたことがわかる。
    巻末の解説は昨年末から没後の4月まで「佐藤忠良展」をひらいていた瀬田川美術館館長酒井忠康、最後の個展をめぐって最晩年の様子が書かれているのも、年譜がついているのもうれしい。

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