- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122055254
作品紹介・あらすじ
かつてヨーロッパの三分の二はケルト人のものであり、農耕においても産業においても、ローマ人よりも進んでいた…。キリスト教文明に封印された古代ケルト文明。秘儀、冒険、天変地異、神々の戦い、宿命の恋など、その豊饒にして波瀾万丈の物語を蘇らせ、ヨーロッパ文明に関する固定観念を覆す書。
感想・レビュー・書評
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感想は下巻の方に書きます。マーリンとヴィヴィアンの話が秀逸で何度も読み返して惚れ惚れした、ってことだけ、ここに書いておく。
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ケルト神話の登場人物について、誰一人馴染みがないので、なかなか読みにくい。ちょっとは知っているギリシア神話並みに、ケルト神話が簡単に分かるような本を、この本を読む前に読んでおいた方がいいような・・・そんな本はあるのだろうか?それでも、民族独自の思想が表れていて面白い。
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ケルト神話を読みたかったんですが、神話ではなくその形成過程とケルト世界、神話のあらすじとその類話といった感じ。
ケルトは神様が多く、ギリシア神話の神様のようにその神のみに際立った特性や技術があるというよりいろんな特性を兼ね備えた(つまり一柱の神がたくさんの属性を持ち、さらに大地の神も火の神も複数いる)神が多いので、流れやその関係性を知りたい向きにはいいと思う。いきなりこれを読むのではなく、ケルト神話をある程度読んでからさらに理解を深めるのにいいんじゃないかと。
神話をあまり読んでない私にはちょっと難しかったです。
神話世界のみならず当時のケルト社会やその宗教性についても書いているのが楽しみでもあったのですが、正直な話、ケルト社会の部分についてはミステリの『修道女フェデルマ』シリーズの方が詳しくわかりやすいかも、と思う。
半ば研究書であるこの本とミステリを較べるのはどうかと思うけど、研究者が書いている本と研究者かつ小説家が書いているフィデルマシリーズでは、やはり小説家かつ研究者が書いているほうが描写はわかりやすいので。
上巻は飛び飛びで読んでわかりづらかったので、下巻は一気に読みたいと思います。 -
2011.9.7 翻訳だからかもだけどすごく読み辛い…