SROⅣ - 黒い羊 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.67
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本棚登録 : 601
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055735

作品紹介・あらすじ

SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと"脅し"をかけてきた。文庫書き下ろし・シリーズ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。

  • ヒール役がこれまでと変わったが新鮮で面白かった。キャストがしっかりしていて個性が出ていればヒールは融通が効くものなのか。とはいえ、最後にチラッと出てきたアイツが次作あたり出てきそうで期待大

  • シリーズ4作。家族4人を殺害し医療少年院に収容されていた青年が退院後に失踪。自分の論理で次々に殺人を犯す異常者の心理がおぞましい。「黒い羊」はありそうで怖い。SROメンバーのそれぞれの事情も興味深い。房子の再登場を暗示するような結末も…。

  • シリーズ第4段。

    今作の事件とその解決は、まあ、置いておくとして・・・。

    ※法務省役員と医療少年院医官の言動、フリージャーナリストの振る舞い・・・と、(作中の)現実とのギャップは、筆者から現代社会への痛烈な皮肉か?

    注:十分に楽しめるエンタテイメントだった。

    シリーズ全体の物語の行方に、心を奪われ始めてる。
    近藤房子の行方。
    坊屋刑事の決心。
    心に傷を受けたメンバーの未来。
    「黒い羊」を飼っていると自覚した針谷の行く末は?

    既刊の残りはたしか、「Ⅴ」と「〇(ゼロ)」だけだったような記憶が・・・。

    果たしてどこまで続くのやら。

    ★4つ、8ポイント。
    2016.11.21.古。

  • なし

  • 20190201 読了

    覚書
    北海道の事件
    ペルソナとシャドー

  • ハリー・・・やっちまったな

  • 評価は3.

    内容(BOOKデーターベース)
    SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。文庫書き下ろし・シリーズ第四弾。

  • これは面白かった!
    また近藤房子シリーズだったら読むのやめようと思ってたけど。

  • 黒い羊とはなにか?
    いい人間を演じている・・・仮面「ペルソナ」をつけて生活をしているが、実は「シャドー」と呼ばれる悪い部分を隠しているだけに過ぎない。
    表面的には白と白の両親からは白しか生まれないはずが、黒の因子を隠しているだけなら黒の因子を持つ・・・黒い羊が生まれることもある。
    同じ両親から生まれたのに、一人は優等生、一人は劣等生という場合。
    優等生は白の因子を受け継ぎ、劣等生は黒の因子を引き継いでいるという考え方。
    シリアルキラーにもいろいろなパターンがあるのだと知った。
    房子のようにモンスター化し隠蔽工作をする型もあれば、今回の犯人のように淡々と自分の欲求のままに殺人を繰り返す型もある。
    アメリカなどではいわゆるシリアルキラーの事件として有名なものもあるが、なぜか日本ではあまり例がない。
    動機として明確なものが見えてしまう場合が多いからだろう。
    もっとも、本当の動機なんて一般人からしたらわからない。警察が「これが動機だ!」と発表すればそれが事実となるのだから。
    事件化していないシリアルキラーがいたとしても不思議ではない。
    自分たちがやってきた対処法が正しいと信じ、成功したいと思う気持ちはわかる。
    だが、冷静に考えれば積み重ねた事実が「失敗」だったと告げている。
    己に厳しい現実をなかなか受け入れられないのは、官僚でも精神学の専門家でもどうやら同じらしい。
    山根たちによって徐々に追い詰められる犯人。
    際立つ異常性が何よりも表れたのが「ちょっとだけ待ってもらえませんか。すぐに済みますから」というラストのセリフだろう。
    待つわけがない。待つと思うほうがおかしい。
    それでも犯人は笑顔でそう言い放つ。
    SROの行動はけっして派手ではない。
    針谷の射殺場面を除けばいたって地味な捜査ばかりだ。
    それでも、読んでいるうちに引き込まれてしまう。
    房子の幻影に脅えならが、犯人を殺してしまった過去に脅えながら、それでも警察官として事件に向かっていく。
    SROのメンバーのバランスもいい。
    次巻では再び房子との対決が描かれる。
    「キラークィーン」となった房子とどう対峙するのか。
    楽しみだ。

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著者プロフィール

富樫倫太郎 1961年、北海道生まれ。98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「陰陽寮」「妖説 源氏物語」シリー
ズなどの伝奇小説、「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、「生活安全課0係」シリーズ、『早雲の軍配者』『信玄の軍配者』『謙信の軍配者』の「軍配者」シリーズなど幅広いジャンルで活躍している。


「2019年 『スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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