盗まれて (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2012年1月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784122055759

作品紹介・あらすじ

あるはずもない桜に興奮する、死の直前の兄の電話。十五年前のクラスメイトからの過去を弾劾する手紙――ミステリーはいつも手紙や電話で幕を開ける。

みんなの感想まとめ

多様なストーリーが展開される短編集で、サスペンスの要素が巧みに織り交ぜられています。90年代の雰囲気を感じさせる作品群は、淡々とした語り口の中に緊張感を醸し出し、読者を引き込みます。電話や手紙をキーワ...

感想・レビュー・書評

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  • 著者初読み。90年代の香りがする短編集。ミステリーというよりサスペンス。そんな毒もなく割と淡々と話が進む。どなたかの3冊に挙げられてた『そして誰もいなくなる』を読みたかったけど図書館になかったので。著者の雰囲気を探るのに適した読書。

  • やっぱりこの人の書く物語が好きだなぁと改めて思った。
    電話や手紙をキーワードに展開される短編集。
    一話一話短く、大変読みやすかったです。
    短い中にもどんでん返しがあり、面白かった。
    特に「時効」は函館の街のノスタルジックな雰囲気も表現されていて印象的でした。
    しかしこれから今邑彩さんの短編集を読もうという方には『よもつひらさか』の方が読み応えがあったので、そちらをお勧めします。

  • どのストーリーも、二転三転!あるいは四転まで!
    粒揃いな短編集で、読み甲斐がある!
    そして読みやすい。スーッと引き込まれる。

    「茉莉花」は、他の短編集にも掲載されてなかった?

  • 実力派の今邑彩さんの短編集。
    前半はちょっと時代性を感じて馴染みにくかったものの、後半の「ポチが鳴く」からグッと引き込まれた。
    「茉莉花」「白いカーネーション」、どちらもゾッとする快感もあり。誰が一番悪かったのか、なんてもうよくわからない深い話。
    ラストの「時効」もノスタルジック感が強くて良い。

  • 手紙や電話を小道具というかキーワードとして登場させて物語が展開していく短編集

    どの作品も読みやすく面白かった個人的にはゴーストライターが好き

  • ひとひらの殺意★★★
    盗まれて★★★
    情けは人の……★★★
    ゴースト・ライター★★
    ポチが鳴く★★★
    白いカーネーション★★
    茉莉花★★
    時効★★

  • ルームメイトの著者と知り、購入しました。短編で読みやすく、ゴーストライターの話はひっくり返されて、さらにひっくり返された感じで良かったです。読んでる途中に、展開がわかってしまう物語はありましたが、それでもこの想像力は羨ましい。他の著書も読んでみたいです。

  • さすが展開がうまいです。充実の短編集でした。

  • 20260707

  • 「ゴースト・ライター」は本当に千次さんの霊が出てきたと思っていたので、ラスト含めて面白かったです。
    「白いカーネーション」は後味が悪いけど個人的には好きなタイプのお話でした。

    「ポチが鳴く」は犬が可哀想な目に遭う描写があるので苦手ですが、今邑先生の作品は家の敷地に遺体を埋めるパターンが結構多いような……

  • 電話や手紙が重要な小道具になっているミステリーを集めた短編集。

    どれもこれも、一筋縄ではいかないものばかりで、二重、三重のひっくり返しが仕組まれている。

    題材としても、屋根裏の通路、ドッペルゲンガー、犬の嗅覚、ゴースト、プロバビリティ(確率)など、バラエティに富んだ要素が盛り込まれている。

    つじつまの合わない、まるで超常現象のような世界に、読者を引きずり込んでおいて、終盤で意外な真相を暴露、一気に現実の世界に、押し返す。

    最後には、「なんだ。そういうことか」と納得している読者をもう一度驚かす、仕掛けが用意されている。

    そういった騙し絵のような奇抜なパターンで書かれた作品が集められている。

  • Amazonで購入したら、表紙がアレじゃない可愛い女の子になってしまい残念な気持ち。
    ポチいいよね。
    得意げなワンッ!どやぁ!
    飼い主の顔が見たいよ。

  • 電話や手紙をミステリの小道具として扱った短編集。読みやすくて面白い。短編ながらしっかりとした世界観でどの作品もハズレ無しです。ジトっとする怖さや、じんわりとする温かさなど、いろいろ楽しめて面白かったです。

  • ひとひらの殺意
    盗まれて
    情けは人の……
    ゴースト・ライター
    ポチが鳴く
    白いカーネーション
    茉莉花
    時効

    少し古いからか、その当時の流行りなのか、急展開ミステリー。読む側が推理するってよりは、思いもしない展開に強引に持って行かれる感じ。
    若かったら面白く読めたかもしれない。今は、無理無理〜笑って感じ

  • 不思議というか、奇妙というか。独特の雰囲気の短編集。すべて最後にどんでん返しが。1話1話が短く、ちょうどいい。

  • 電話と手紙によって運ばれるミステリー短編集。どのお話も冒頭から惹きつけられ、ストーリーが二転三転する面白さと恐ろしさと温かさが秀逸。中でも、ゴーストライターだった夫が本物の幽霊になって帰って来るお話は、最後の一行での反転がお見事!短編なのでさらっと読めますが、後からじんわり心に響く読後感もさすが。お勧めです。

  • 短編集。人間の心理とは怖いもの。

    ひとひらの殺意:妹が兄の自殺の真相を、兄の友人に語る(あくまで推理)のだけど、自殺ではなく他殺であり、その犯人が友人であるその彼であるということが前提に進んでいくのでおもしろい。

    盗まれて:これも心理を巧みに利用しているよね。わたしは気持ちがいいものではなかったけど・・。付き合うのも、そしてそれが面倒になって別れるのも、彼女を巧みに騙して行う。怖すぎる・・。きっと後でつじつまがあわなくなったりはするんだろうけどね。それにしても、相手に一切気づかせず付き合い、別れるってすごいなぁ。

    情けは人の:これは好きな話。誘拐を持ちかけられるんだけど、実際に誘拐されるのはその本人っていうね。
    10歳の子供が計画するなんて(実際は異母兄弟になるのかな)ね。でも、なにも知らないで、その子を助けるんだからよかったなぁと思う。どんな人間でも見殺しにすべきではない。時と場合によるかもしれないけど、信念を持っていれば結果がどうであれ・・かな。

    その他の話もわたしが好きなタイプのちょっとひねった感じのする短編集でした。

  • 8作の短編ミステリー小説が収録されていて、どの話も最後にちょっとしたどんでん返しがある。最後のオチが小気味よく、どの作品も面白かった。主人公自らが問題に顔を突っ込んでいく作品が多かったように感じる。今邑さんの良さが全面に出ているので、今邑さんの作品を読んだことがない人はまずこの本を読んでみて、自分の好みにあうかどうか探ってみるのが良いと思う。

  • 「茉莉花」は既読でした。残念です。
    どのお話も楽しめましたが全体的にインパクトが薄く、あまり印象に残りませんでした。

  • 2011/10/27

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