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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784122055933
感想・レビュー・書評
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この本は『青い閃光―ドキュメント東海村臨界事故』を文庫化したものです。1999年9月30日。茨城県東海村の核燃料加工会社「JCO」で光った青い光。このときの教訓がもっと生かされていれば…。
この本は以前紹介した『青い閃光―ドキュメント東海村臨界事故』を文庫化したものです。この本はすごく読む価値があったのですが絶版状態だったらしく、今回こういう形で再販されたことをうれしく思っております。
前に写真家の樋口健二氏が現した『原発崩壊』という写真集の中に、彼が住民が避難した直後の東海村の様子を写した写真が何枚か収録されたものを見て、文字とおり『ゴーストタウン』と化し、人っ子一人いなくなってしまった東海村を思い浮かべながらこの本を読んでおりました。
事件の経緯はあまりにも有名な話なのでさらりとしか書きませんが、茨城県東海村の核燃料加工会社「JCO」東海事業所内で作業中の職員を突如発行した青い光が襲い、その後のてんやわんやが詳細にここに収録されているのです。この段階で『日本最悪』(原子力ムラでは『事故』という概念はない)という枕詞が着いておりますが、2011年3月11日に日本どころか世界最悪の原発事故がここ日本で起こったことは言うまでもありません。
ここで最も自分の目を引いたのは農作物の風評被害にあえぐ人たちと、すでに何度かここでも取り上げていますが、直接光を全身に浴びてしまい、必死の治療や家族の願いもむなしく、無残な最期を遂げた二人の職員のことです。今だからこそ、この悲劇は決して忘れてはならないということと、この事件の教訓がもしも、もしも少しでも生かされたとするのならば、後に国内外いくつものレポートが明らかになっている「フクシマ」の名前で世界中に知れ渡った原発事故の際に、あの対応のまずさはなかったろうなと考えてしまう自分がいるのです…。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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