高度成長 (中公文庫 よ 46-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 224
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056336

作品紹介・あらすじ

高度成長は、わずかの期間に日本という国の姿を根本から変えた。それは、一七年間、合わせて六〇〇〇日に及ぶ。洗濯機、冷蔵庫、カラーテレビ…。現代生活の必需品は、すべてがこの時代に生まれたが、言うまでもなく、「甘い果実」だけがもたらされたわけではない。現代日本の原点に、歴史と経済の両面からあらためて迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 現代っぽい生活は高度成長の後から始まったと教えてくれる本。戦後すぐまでの一般人の生活は、自分の感覚では日本昔ばなしに出てくる人たちの生活そのままだった。

  • 東2法経図・6F開架:332.107A/Y89k//K

  • 日本経済新聞8月15日掲載
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99397345

  • 高度経済成長の時代を、統計データともとに史実をおりまぜながら、振り返る良書。高度経済成長とはなんだったのかを理解したい方におすすめ。

  • 1章は高度成長直前の日本について、2章から4章までは高度成長による人々の生活、産業、人口移動の変化を統計データをもとに丁寧に説明している。5章で高度成長のメカニズムをまとめている。6章は高度成長時の政治動向、労働争議について。経済が豊かになるにつれて資本家vs労働者という構図は意味を持たなくなり、経済。しかし左派は経済闘争のシナリオを描かず(描けず)政治闘争に明け暮れ瓦解していく。7章は経済成長の光と影。寿命が延びた一方で公害などの負の側面について語られる。

  • 332.107||Yo

  • -

  • 2016.4.14

  • リアリティに溢れる形で高度成長を描き出した作品。
    個人的に印象的だったのは
    ・1950年の日本は貧しかった→20年間で驚異的な変化を遂げる。
    ・高度成長を終わらせた要因はオイルショックではなく、需要が一段落した事。

    かな。

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