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- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122056435
感想・レビュー・書評
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江戸後期の幕末において活動した在野の人、雲井達雄。「完訳 日本奥地紀行1」にも登場したイギリスの公人パークスも登場した。
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全1巻。
幕末の志士、雲井龍雄を描いた作品。
まず、雲井龍雄が誰なのか知らなかったけど、
著作「回天の門」の清河八郎と同じく、
著者の地元から出た幕末の志士らしい。
「回天の門」が幕末初期、
本著が幕末後期の物語。
http://booklog.jp/users/bullman/archives/1/4167192160
文章は硬く、説明の多い歴史小説。
前知識とか無いと理解が難しかったりする。
歴史が好きだって人か、
地元の人じゃないと読んでてキツいかも。
淡々と史実を重ねていく感じで、
時代ものの著者っぽい親しみやすさというか
のめりこむ感じは弱い。
ニヒリズムは漂うけど。
自分は少し田舎が近いので、
「回天の門」と同じく、目が開かれるような思いを抱いた。
あんな田舎でも、時代に立ち向かって奔走した人がいた事実は
結構ショック大きい。
しかも享年27歳。
志士として動き出したのが6年前の21歳。
自分がそのくらいのころ、一体何ができたのかと。
小説として楽しめたかって言うとそこそこだったけど、
地元の埋もれた偉人を書き起こしてくれてるのは
とてもありがたい。
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