- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122056664
感想・レビュー・書評
-
帯に
「この物語に救いなんて一片もない。」
と。
ちょっと…
私の守備範囲やないけど…笑
(ど真ん中か ^^;)
確かに、救いがないな…
20年前に、幼女が殺されて…
最近も…
それが、前に殺された当時一緒に遊んでいた子供たちの娘…
因縁を感じるけど…
確かに、自分の娘が殺され、警察が犯人捕まえられなかったら、自分たちで突き止めて、犯人を!ってのは分からんではないけど…
でも、真実は…
この後の事は、何も語られてないけど、どうするんやろ?ってのが、凄く気になる…
かなりキツい… -
全くと言って救いがない話でした笑
そこが良いんですけどね。
童謡と幼女扼殺事件をうまく絡めて進んでく展開に、どんどん読み進めてしまいました。
自分は疎いので犯人には驚かされましたし、人間の怨念のおぞましさに圧倒されました。 -
面白かった。
会話も多いのでテンポ良くサクッと読める。
欲を言えば、史郎と千鶴のその後を少しでもいいので読みたかった。
それがあれば星一つ増えてたかも? -
幼い少女が殺され、古井戸で発見された。そして20年の時を経て、まったく同じ状況で事件が起きる。子を失った母親の狂気が事件を引き起こしたのか。子を失い憎悪だけが人間関係をも狂わせていく。続いて起こる殺人事件、展開が早くて飽きさせずにグイグイ引き込まれました。エピローグで明かされる真相は、切ない。
-
「子とり鬼」のわらべ歌と鬼女伝説が伝わる街・夜坂。夫を亡くし、娘と20年ぶりに帰郷した千鶴は、幼なじみの娘が殺されたと聞かされる。その状況は、22年前に起きた事件とそっくりだった。その後、幼児の殺害が相次ぎ…。。
途中で何となく犯人が推測できてしまうという、ミステリーでは残念な展開だった。とはいえスイスイ読ませてしまう作者の安定した筆力は相変わらず。今回もそうだが私の場合、他に読む本がないときに今邑彩は最適か。
(C) -
怖いー!
正直、途中で犯人は分かるんだけど、人間のえぐさが恐ろしすぎる。
普通、この手の話は、美貌の主人公って愛され守られるはずなんだけど、心理的にここまで虐げられるのも珍しい。
周りから、疫病神扱いされ、子供とも分かり合えない。それどころか、グリムの原典版白雪姫の母のごとく、自分の足手まといでいつか、美貌を奪い取る娘を疎ましく思い出す。
相変わらず、リアル嫌な女を描くのがうまい。
惜しむらくは、もう一人のキーパーソンである高畑と千鶴子の交流をつっこんでかいてないので、余韻が少ないかな。 -
こわいのにどんどん読み進めてしまうホラー?というかミステリーなのかな。
わたし自身、小さい頃本当にこわかった、ことろにまつわる幼女殺人事件。ゾッとする不気味さが、夏にぴったり。
主人公と娘さんがぶじで、そこに救われたし、最後に、高村先生の母のシーンがあり、ちゃんとなぞを回収しているところが良かったかな。 -
童歌や鬼女伝説等の不気味な雰囲気と、人の弱さや醜さといった負の要素が合わさって不安感を煽ります。仲が良かった幼馴染みが、事件の当事者になった途端、主人公に理不尽な怒りを向けてくる辺りは、人の心のあまりの変わりように怖くなりました。とは言うものの、果たして私が同じ立場ならばどうなるのでしょう。できることなら自分を見失うことなく生きていきたいものだと思いました。
おかしいなぁ〜、ほのぼのと心が温まる話しが好きなはずですが…(^.^;
はい、ウソです!w
おかしいなぁ〜、ほのぼのと心が温まる話しが好きなはずですが…(^.^;
はい、ウソです!w