怪異考/化物の進化 - 寺田寅彦随筆選集 (中公文庫)

著者 :
制作 : 千葉 俊二/細川 光洋 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 99
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056848

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • お化け、化け物の類への好奇心が、科学を学ぶ動機になってきた、と寅彦はいう。
    科学万能主義に陥らずに世界と向き合おうとする姿勢が印象的だった。
    もっとも、こちらが本書の「科学的説明」(もちろん、数十年前のではあるが)についていける理系的素養がない。
    きっとこの本の本当の面白さは味わえていないのだろうなあ、と思う。
    できれば、解説は文学の人ではなく、科学史にも明るい理系の人だとうれしい。

    それとは別に、老境に差し掛かった寅彦が、昔のことを思い出しているところは、失われた時代への憧れを呼び起こす。
    「追憶の冬夜」にある、「カアチカアチ」という遊びなどは、私自身は遊んだこともないものだけれど、何か懐かしい感じがする。

  • 読了不可

  • しれっと面白い。
    飄々とした文体に騙されがちだが、奥深い。

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著者プロフィール

寺田寅彦

一八七八(明治十一)年、東京に生まれる。物理学者、随筆家。父は高知県の士族出身。五高在校中、夏目漱石の知遇を得る。一九〇三(明治三十六)年、東京大学物理学科卒業。東大助教授を経て、東大教授。地震研究所、航空研究所、理化学研究所などにも籍をおいた。科学者の視点から、日常身辺の現象をとらえた独特の随筆を多く書いた。筆名に吉村冬彦など。一九三五(昭和十)年、没。主な作品に『冬彦集』『藪柑子集』『柿の種』『橡の実』など。『新編 寺田寅彦全集』全三十巻(岩波書店)が刊行されている。

「2020年 『漱石先生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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