怪異考/化物の進化 - 寺田寅彦随筆選集 (中公文庫)

著者 :
制作 : 千葉 俊二/細川 光洋 
  • 中央公論新社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122056848

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • お化け、化け物の類への好奇心が、科学を学ぶ動機になってきた、と寅彦はいう。
    科学万能主義に陥らずに世界と向き合おうとする姿勢が印象的だった。
    もっとも、こちらが本書の「科学的説明」(もちろん、数十年前のではあるが)についていける理系的素養がない。
    きっとこの本の本当の面白さは味わえていないのだろうなあ、と思う。
    できれば、解説は文学の人ではなく、科学史にも明るい理系の人だとうれしい。

    それとは別に、老境に差し掛かった寅彦が、昔のことを思い出しているところは、失われた時代への憧れを呼び起こす。
    「追憶の冬夜」にある、「カアチカアチ」という遊びなどは、私自身は遊んだこともないものだけれど、何か懐かしい感じがする。

  • 読了不可

  • しれっと面白い。
    飄々とした文体に騙されがちだが、奥深い。

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著者プロフィール

1878年‐1935年。東京生まれ(高知県出身)。熊本の五校で夏目漱石に英語を習う。東大物理学科を卒業し、ヨーロッパ留学後、東大教授。理化学研究所、東大地震研究所の研究員としても活躍。物理学者、俳人、随筆家。

「2022年 『万華鏡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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