孤闘 立花宗茂 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2012年11月22日発売)
3.50
  • (6)
  • (23)
  • (21)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 221
感想 : 22
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784122057180

みんなの感想まとめ

戦国時代の猛将、立花宗茂の孤独な闘いと彼を取り巻く複雑な人間関係が描かれています。淡々とした筆致で、彼の成長過程や家族との葛藤がリアルに表現されており、読者はその深い感情に引き込まれます。特に、養父で...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2026.4.10
    昨年亡くなった上田秀人さんの作品を初めて読みました。題名のとおり、立花宗茂の闘いとその孤独感が淡々とした筆致で描かれていて、痺れました。
    奥右筆秘帳シリーズや百万石の留守居役シリーズなど大作にも挑戦したくなりました。

  • 博多港に面し毛利、龍造寺の双方に挟まれた岩屋城の城主で大友家に仕える高橋紹運の嫡男。猛将と呼ばれる立花宗茂がどのような環境で育ち、強い立花はどのようにして作られたのかがよくわかる。養父立花道雪との関係性、妻誾千代との確執、実は大友宗麟の隠し子であるとの想像など読んでいて新しく面白かった。

  • 2022/6/13 読了
     その生涯を一通りなぞっているが、新しい発見は無かった。立花家が家臣に手厚く、いくさに散った部下の法要を末永く執り行ったエピソードは入れて欲しかった。

  • 立花宗茂
    関ヶ原の戦い迄がメインの話

  • 実父高橋紹運、義父立花道雪。戦国の猛将に育てられた立花宗茂。主家大友家を離れ秀吉の家臣となり妻誾千代との確執を抱えながら立花家を守る。関ヶ原では誾千代が宗茂の心に現れ2度も主家を裏切るのかと侮蔑され西軍へと加担する。関ヶ原後立花家は改易されるが徳川秀忠の時に柳川藩復活を遂げる。作品では立花道雪が冷徹な謀略家として描かれているのが印象的。

  • 立花道雪と誾千代の関係が・・・
    そして、立花宗茂と誾千代の夫婦としての描き方も、共感も感じず、何だかなぁという感じ。
    そして、関ヶ原の戦い以後、旧領復活までが薄すぎ。ここの復活までをせめてもう少し描いて欲しかった。

  • 立花宗茂という人のことを、やっと知った気がする。
    上田先生は、シリーズ物よりこういう1人の人生を掘り下げてくれる作品の方が好きかな。
    立花宗茂、もっと知りたくなった。
    また上田先生の人物ものを読みたい。

  • R1.7.21-R2.1.3

    (あらすじ)
    武勇に誉れ高く、乱世に義を貫いた最後の戦国武将の風雲録。大友家臣として島津と戦い、秀吉下での朝鮮従軍、さらに家康との対決!関ヶ原で西軍に与し改易となるも、旧領柳川に所領を安堵された稀代の猛将の奮闘と懊悩を精緻に描く。単行本第一作にして第十六回中山義秀文学賞を受賞。待望の文庫化。

    (感想)
    初の立花宗茂本。
    彼を初めて知ったのは、10年くらい前の某アニメ。
    当初、聞いたことない武将がいるな、と思っていた。
    5年くらい前に、柳川市のひなもん祭りを見たときに、あ、立花宗茂、ここの武将だったのかと改めて認知。
    立花宗茂記念館みたいのを見て帰る。誾千代の名前はよく覚えた。
    昨年、この本を古本屋で見つけて購入。
    読書中に、長崎は原城(島原の乱の激戦地)を訪ねた際、幕府軍に立花宗茂の名前を発見、ちょっと感動。

    小説としては、どの程度がフィクションなのかが気になる。タイトル「孤闘」の通り、本作の立花宗茂は婿入りした立場から姫や家臣と心を通じることができず、あらゆる決断で嫁や家臣と衝突するも、ただ武勇で家を導く。割と寂しい。
    終盤、関ヶ原で西軍についたため、徳川に改易を命じられ、嫁である誾千代に「失ってしまった」と報告する。
    割と切ない。
    が、この後、徳川に気に入らればたばたと失地回復するのだが、最後ページ数足りなさすぎない?と思う。
    関ヶ原以降で一巻あってもいいかも。

    立花宗茂本、もう一冊読み比べたい。



  • 戦国末期。
    大友家臣として島津と闘い、秀吉下で朝鮮従軍、そして家康との闘い。関ヶ原で西軍につき改易となるも、旧領柳川に所領安堵される。
    戦乱ものにしては、戦闘場面は少なく立花の将としての内面が多く描かれる。後半の家臣と民の忠義の場面にはあやうく泣きそうになるなってしまった。
    婿殿の孤独だな。

  • もっとテレビに出てほしい人です。

  • 冒頭部分は誰が誰やら、歴史に詳しくないとわからないので辛かったが、そこを越えれば一気読みできる面白さだった。
    歴史物によくあるぶつぶつっと切れる書き方で、心理描写も薄い気がするけど、戦国の人間模様はとても面白い。それにしても、どの話を読んでも小早川秀秋は腹立つ。島津義弘は格好いい。

  • この人の歴史解釈が、ちょっと気持ち悪かった。

    名将言行録を原文で読んで、立花宗茂が一番生きざまがかっこいい武将だと思い、扱っている本を探したけれど、その数の少ないこと。。。
    でも、この本では、そんなに魅力が伝わらない。

    まだ、おとぎ話の様にいいことばかりを書いてある童門冬二の作品の方が、魅力は伝わると思う。

    それに、タイトルにある、孤闘感じもそれほど伝わってこない。

    あと、この人、恐らく秀吉が嫌いだと思われる。秀吉好き派の方には勧めない。

  • 面白い!秀吉の九州征伐はあまり読んだことがなかったので色々な情勢が興味深かったです
    つか、主人公ってエライなあ

  • 久しぶりの史実物
    興味はあった人物なので楽しく読めた
    妻が大友宗麟の隠し子で、20年間以上結ばれなかったとか
    秀吉の九州遠征前の状態、朝鮮の役の様子等面白い
    徳川の世での再出仕の状況がいまいち?

  • 戦国の非情さと人情、立花宗茂の孤独な闘いが胸を打つ。火の国九州の戦国の歴史も良く分かり夢中で完読した。

  • 孤闘という表題だけあって、
    立花宗茂の孤独感が半端なく伝わってくる。

    立花宗茂を扱う作品は少ないので、もっと掘り下げて描いてくれてもお勝ったかなと思う。
    秀吉没後からの展開をもっとゆっくり扱ってほしかった。
    道雪の扱いが少しひどい気がする。

  • 読むまではなぜタイトルが「孤闘」となっているのか
    わかりませんでしたが、読み進めるとわかりました。
    立花宗茂はまさに「孤闘」を続けていた戦国武将なのだと。
    小説になっている戦国武将は数いますが、宗茂のような
    境遇の武将はあまりいないのでは。

    小説としては本来クライマックスである秀吉の死後から
    関ヶ原、それ以降の話が「あら?」というくらいあっさり
    しすぎでした。

  • 上に立つものというのは、孤独なんだなぁ

  • 太閤との邂逅からがマクロ視点になり残念。

全19件中 1 - 19件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上田秀人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×