淫女と豪傑 - 武田泰淳中国小説集 (中公文庫)

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  • 中央公論新社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057449

作品紹介・あらすじ

「私がたまたま作家にならざるを得なかったのは、中国でのぬきがたき因縁による」。累々たる死屍の上に君臨する女帝、廬州の秋に散った日本人看護婦、戦時に横行するきなくさい軍人たち…。古代から現代までさまざまな時代の淫女豪傑の物語を、広大な風景を背景に描いた中国小説九篇を収める。

感想・レビュー・書評

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  • 「女賊の哲学」や「女帝遺言」の女性が主人公の話が面白かったけれど、難しいトコロも多かった。
    歴史や時代背景への知識が深ければ、もっとこの世界に入り込めるのかなと思った。

  • 武田泰淳という作家の名前は知っていたが、初めて読む。伝奇小説とも言うべき短編集である。とにかく面白い。中国の昔の話が多のいのかと思いきや、戦争中の話も多い。思ったほど豪傑や淫女は出てこなかったが、何となく怪しげなお話ばかりで、わくわくした。

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著者プロフィール

一九一二(明治四十五)年、東京・本郷の潮泉寺住職大島泰信の息子として生まれる。旧制浦和高校を経て東大支那文学科を中退。僧侶としての体験、左翼運動、戦時下における中国体験が、思想的重量感を持つ作品群の起動点となった。四三(昭和十八)年『司馬遷』を刊行、四六年以後、戦後文学の代表的旗手としてかずかずの創作を発表し、不滅の足跡を残した。七六(昭和五十一)年十月没。七三年『快楽』により日本文学大賞、七六年『目まいのする散歩』により野間文芸賞を受賞。『武田泰淳全集』全十八巻、別巻三巻の他、絶筆『上海の蛍』がある。

「2018年 『新・東海道五十三次』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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