けんか茶屋お蓮 (中公文庫 た 58-13)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057692

作品紹介・あらすじ

江戸・深川稲荷横丁にある茶漬屋「万年」の名物は、気っぷのいい美人店主のお蓮と喧嘩の仲裁。ある日、お蓮は蜆売りの少年と武士たちの小競り合いに出くわす。やがて諍いは漁師たちと武士たちの対立に発展し、万年も巻き込まれることに…(「阿蘭陀金魚」)。文庫書き下ろしシリーズ第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • L けんか茶屋お蓮1

    初読み作家。
    お茶屋モノ。旗本の次男坊までは規定路線。が、お蓮の過去については一捻りありだな。ただ引っ張ることなくあっさりと終了。勿体無い。
    あとは旗本三男坊の行く末がシリーズ通しての話になるのかな?
    次巻に期待。

  • 深川の茶漬屋 万年は、女将のお蓮が仕切る喧嘩の仲裁でけんか茶屋とも呼ばれる。喧嘩の仲裁で妙な武士に出会った事からもめ事に巻き込まれる。いつもは東北が舞台の作者が、江戸の下町が舞台の書き下ろしと興味津々だったがパッとしない感じです。市井の人々が御上の手を借りず自分たちでもめ事を解決していくのが芯なのに、これがちょっと弱い。丁々発止のやり取りや駆け引きが抜けてあっさり結末なのでけんか茶屋の存在感が無いし、良くあるパターンになっている。キャラたちもあまりパッとしない。もっと個性が出てくると思ったが。

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著者プロフィール

高橋義夫

一九四五年千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列――広沢参議暗殺犯人捜査始末』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』『風吹峠』で直木賞候補に。九二年「狼奉行」にて直木賞(第一〇六回)を受賞。著書に『御隠居忍法』シリーズ、『花輪大八湯守り日記』シリーズ、『けんか茶屋お蓮』シリーズ。ほかに、最上義光の生涯を描いた『さむらい道』、義光の妹・義姫の立場から伊達と最上両家の相剋を描いた『保春院義姫』など多数。

「2020年 『さむらい道(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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