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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784122057784
作品紹介・あらすじ
同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉が死んだ。殺人を疑う妹の結花は、真相を探るべく同じ高校に入学する。やがて、姉のおぞましい過去と、残酷な真実に直面するとも知らずに……。ピアノソナタの哀切な調べとともに始まる禁断の恋、そして逃れられない罪と罰を描く衝撃のR18ミステリー。〈解説〉吉野仁
みんなの感想まとめ
テーマは、最愛の姉の交通事故死を巡る妹の真相探求であり、物語は深い感情と残酷な真実に満ちています。妹は姉と同じ高校に入学し、事故の背後に潜む疑念を追い求める中で、登場人物たちの“罪と赦”という複雑な心...
感想・レビュー・書評
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結花の姉は、一年前、交通事故死をした。
その交通事故を、殺人事件と疑い、姉と同じ高校に入学し、真相を探る。
やがて、残酷な真実が明るみになる。
登場人物の“罪と赦”
冗談じゃない。
悍ましさしか残らない。
ピアノソナタ「月光」は大好きな曲。
弾こうが、聞こうが
私には、浄化できない。
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一人称語りの文章が軽薄に思えるのと、登場人物に魅力を感じられず、この先は面白くなるかも…と我慢しながら読み続けましたが、結局リタイアしました。
もう少し余裕を持って読める時間ができたら、もう一度チャレンジするかも?いや、ないかな。 -
この暴力的な感じに救いを作れますものね。
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悲惨なお話だった。読んだ自分も、書いた作者も、出版した人達も、良くないな、と感じた。
実際にこの物語に出てくるほど酷い犯罪が過去にあったと目にする事があるし、この本だけが悪だとは言えないけれど…もう人の目に触れないようにした方が良い一冊なのではないだろうか。
自身の若き日の恋愛の思い出も、何だか全部汚いものに感じられてしまった。
将来ある若者が、特に女性が、この本を目にしませんように… -
最愛の姉が同級生の運転するバイクに轢かれて死んだ。不可解な事故死に疑問を抱いた妹が、自身の高校生活を賭して辿り着いた残酷過ぎる真実とは…。
途中残酷な描写に頁を飛ばしたいくらいだったが、読後感は悪くない。登場人物の描き方が素晴らしく、どの人物の心情もリアルに伝わった。
『知ることは、ときに罪である』
妹にとって、真実を知らないままの方が幸せだったのか、それとも知るべきだったのか…この問いには明確な答えは出ない。 -
古本屋の婆さんに勧められたシリーズ
妖の華に続き、同作者の一冊。
入り組んでいるのに情景がすっと浮かぶし、二重螺旋のような進みもすんなり。ちょっと捻じれた性格の男の子のシーンは気分が悪くなるかもしれませんが・・
分厚くて読みやすいなんて秋の夜長にぴったり(誰目線) -
切ないというか残酷というか、読んでいると色々な感情が湧いてくる話。
久しぶりに誉田哲也さんの作品を読んだけど、読みやすかった。 -
贖罪のような。
胸糞だとは思ったが、そこは「小説だしな」 で
折り合いを付けられる。
音楽教師が典型的なお花畑な人で
おえーっと言った感じ -
これはほんとにR18…過激すぎる。
よくニュースで「早く真実を語ってほしいですね」とか聞くし、自分もそう思ってたけど、この本を読んで作中にあった
「ほんとのこと全部洗いざらいぶちまけられちゃったら、悪くもないのに傷つく人たくさん出てくると思う」
っていうセリフ。本当にそうだなと思った。 -
イヤミス気味で、読了感のいい小説ではない。妹は苦労して真相にたどり着いたが、そこまでして知る必要があったのか。知らないほうがいいこともあるんだな。
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様々な愛のかたちを描いた作品だなと思った。
その愛が素晴らしい清らかなもの、というわけではない。
真っ直ぐ注がれる愛は確かにあったが、強い愛や歪んだ愛もまたあった。
物語が語られていくたびにその愛のかたちに翻弄された。
愛があれば人は傷つくのだ。
今『月光』を聞きながらこれを書いている。
結末にぴったりだと思った。
月光が映画なら、間違いなくこれはエンディングになる。
あらゆる理不尽、そうでなければなかったこと、傷、そういうものを憂う音楽だと思う。
読後は悲しみというか切なさというか、憂いのある気持ちになった。
良い作品でした。 -
胸糞悪くて生々しい描写が続くも、読む手が止まらず一気に読み終えた。
人は己の価値観という色眼鏡をかけて物事を見て取捨選択をして思うように解釈をする。
絶望という闇の中で見た眩いほどの光。
唯一の心の拠り所であり清廉潔白だろうと決めつけた存在が、傍から見れば欲深く浅ましくいやらしいただの人間だった時…
真実というものは時に残酷である。
それでも知りたいと願うのが人の性なのか。
赦すことは難しい。
赦さなくても良い。
それでも赦すことでしか救われないのだと思う。 -
解説にもありましたが、この本の評価は読者の性別、年齢等々、大きく分かれると思います。
誉田さんの作品は、私も好きな「姫川シリーズ」をはじめ、性描写、暴力描写がリアルすぎてちょっと…、と思う部分が…
この作品も性描写の部分は飛ばして読みたくなったりもするのですが、それでも途中で読むのを止めようとは思わなかった。
高校生だった姉の事故死を不審に思い、姉と同じ高校に入学してまで、その真相を突き止めようとする結花。
その選択は正しかったのか…
知らなくても良い真実。
知らないほうが良い真実。
それを知ってしまったら… -
BOOKデータベースにR18と表記されているように、性的描写に一部過激なところもあり、読んでいて辛い場面もあった。
多忙でほとんど家を留守にしている妻。
名ばかりの結婚生活を送っている音楽教師・羽田は、ある日教え子である野々村涼子と恋に落ちる。
それはある意味では純愛とも呼べるものだったのだろう。
教師であっても人間だ。
けっして聖人君子ではない。
それでも、大人の男としての最低限の気配りは必要だったのではないだろうか。
学校内で関係を持ち、涼子を愛していると自覚しながら自らが離婚しようとはしない。
常に受身で、ただ流されているに過ぎないように見えた。
大人として、教師として、妻帯者として、少しでも配慮する余裕が羽田にあれば、二人の仲に気づかれることもなかっただろうに。
地獄のような苦しみを涼子が味わうこともなく、まして死ぬこともなかった。
最後に森川刑事が羽田を訪れる場面。
刑事としては褒められる行為ではないだろう。
それでも、やはり森川刑事と同じことを羽田に言いたい。
「あなたが何も知らないというのは…他人事ながら、私には納得できない」と。
誰にでも生まれてきたことに何らかの意味がある。
涼子はその短い人生の生き様で人としての優しさ、強さ、そして許すということの難しさと大切さを結花に残していった。
菅井は最期まで涼子の秘密を守り通し、涼子が守ろうとしていた結花を守って逝った。
そして羽田はピアノの世界に結花を連れ戻した。
ミステリーではあるけれど、恋愛小説でもあり、ひとりの人間の持つ複雑な心理を描いた物語でもあった。 -
姉の事件の真相が知りたく、妹が探偵となり事件の真相をあばいていく。
しかし、真相をあばいても、なぜかスッキリしない。
そこには、姉の優しさ、強さなどたくさんの妹への愛情があり、姉としての思いやりがあったが故の「秘密」だった。
私も、妹の結花みたいにとことん真相を探るタイプなんだよな(;´T`)
でも、真相が明るみになることがほんとの善なのかはこの本を読んで考えさせられた( •́ε•̀ )
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『うかれ女島』と同じく、「赦し」をテーマにした作品。
著者の他の作品は好きだし、全てを悪くいうつもりはない。
男性全般を貶めるつもりもない。
しかし、なんだろう、湧き上がる違和感!
男目線だなというのがこの強烈な違和感を醸し出している。
私が過剰に反応しているのか?
だとしても、私にはちっとも感動する話ではなかった。
涼子はまるで聖女だ。
それが大いなる違和感の元だ。
なぜかって?
彼女がされたことを知れば、分かるはずだ。
男はバカな生き物だから、女の赦しを請うしかないのだ、というならば、どうして男はそんなにバカなんだ?
どうして、それでも赦しを得られるなんて思っているんだ?
教師である羽田も、菅井も、香山も、みんな加害者だ。
唯一マシなのは、あえてマシというのであれば、罪を背負い、償おうとする菅井だ。
それでも、多大なる譲歩、宥恕の念を持って、だ。
登場人物たちには全くもって共感できない。
ただただ、胸糞悪い物語だった。
どんなに美しい光が照らそうが、どんなに美しい調べが響こうが、私には理解できないし、赦しなど考えられない。
心と体を傷つけられた後は、そんな綺麗なもんじゃない。 -
生徒と不倫して、相手の生徒はその事で脅され、自ら命を絶ってしまう。その事が原因で殺人事件も起きて、生徒の妹は傷を一生背負う事になる。愛ゆえの行動だったのかなあと思わない事もないけど、純愛とは違うと思うし、その愛は何の救いにもならないなあと。
自分の姉の死の真相を知りたいと思うのは当然の感情なんだろうけど、その真相があまりにも胸糞悪すぎて酷だった。
真相の解明は勿論必要。知る権利もある。
けど、なんでもかんでも知る必要はないんだと思う。真相を知る事で傷付く人もいるし、なんでもかんでも明らかにする事が正義とは言えないと思う。胸糞悪すぎるし、生徒と不倫した事で殺人事件まで起きてるのに「愛だった」と言う先生に苛々するし、赦す事が出来るのか疑問なんだけど、事件の真相と結末がどうなるのか気になってどんどん引き込まれました。胸糞悪すぎるけど、面白かった。 -
誉田哲也さんの作品でもトップクラスのエゲツなさを誇る作品です。
R18という文句も頷ける、とても残酷な話ですが、不思議と心が痛まず、物語は静かに進むのに何故か高揚し読む手を止められない、そんな不思議な小説です。この内容で清々しい読後感を得られるのは不思議でなりません。
自分は「救い」の物語だと感じました。
主人公は根拠がないにも関わらず姉の死には隠された真相があると考え、調査します。果たして隠された真相はあったのか、あったとしたら辿り着けたのか。辿り着くことが主人公の救いになったのか、辿り着けないことで救われたのか。
すべての主要人物にとって、それぞれ救いが設けられています。そして、すべての人物にとって、救いは得られたけれど救いきられておらず新しい苦しみも負うことになった、という感想を持ちました。そのバランスが絶妙で、読んだ後もずっと心に残ります。
一般的な感動という意味ではないかも知れませんが「心を揺さぶられる物語」であることは間違いないと思います。
この不思議な感覚、きっと読んだら共有したくなると思います。
本の紹介
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同級生の少年が運転するバイクに轢かれ、美しく優しかった姉が死んだ。殺人を疑う妹の結花は、真相を探るべく同じ高校に入学する。やがて、姉のおぞましい過去と、残酷な真実に直面するとも知らずに...。ピアノソナタの哀切な調べとともに始まる禁断の恋、そして逃れられない罪と罰を描く衝撃のR18ミステリー。 -
読み終わった後、しばらく茫然とした。そのぐらい衝撃のある作品。好き嫌いが分かれると思うが、美しく心の強さを持つ主人公に好感を持った。誉田さんの小説は、いつも引き込まれてしまう。
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