教室の亡霊 (中公文庫 う 10-29)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 168
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122057890

作品紹介・あらすじ

群馬県の公立中学校の教室で、かつてその学校で教鞭を執っていた男性の死体が見つかった。毒殺された被害者のポケットには、新人教師・梅原彩とのツーショット写真が。さらに、彩が顧問を務める陸上部員の父親が殺され-。次々と事件に巻き込まれる彩を助けてほしいと依頼された名探偵・浅見光彦が、現代の教育問題に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 読了

  • 群馬県の公立中学校の教室で、かつてその学校で教鞭を執っていた男性の死体が見つかった。毒殺された被害者のポケットには、新人教師・梅原彩とのツーショット写真が。さらに、彩が顧問を務める陸上部員の父親が殺され―。次々と事件に巻き込まれる彩を助けてほしいと依頼された名探偵・浅見光彦が、現代の教育問題に迫る。

  • 教育界の問題がテーマ
    201409 完読

  • 学校の図書館で借りた本。
    中学校の教室で、元教員が死体で発見された。当初は自殺と思われたが、毒物による他殺だと判明する。
    被害者のポケットからは、現新米教員、梅原彩とのツーショット写真が入っており、警察から疑われ、教え子の紹介で浅見光彦を紹介された。

  • あれ、浅見光彦がケータイを持ってない?
    と思ったら、この「教室の亡霊」「神苦楽島」「不等辺三角形」の3作品は、
    作家デビュー30周年記念に別々の出版社から、
    3か月連続で出版されたものだった。
    (ちなみに、全部購入して応募すると、携帯ストラップのプレゼントがあったらしい)

    つまり、この作品はケータイなしの浅見光彦の最後の作品ということ。

    と、本筋とは全く関係ないことをつらつら書いてしまうぐらい、
    ミステリーとしてはどう、ということはなかった。
    伝説じみたものも出てこなかったし。

    浅見光彦が行く先々の土地での社会問題をとりあげるのは地方誌の一部として流せるけど、
    教育問題のような、その地方に関係ない社会問題に触れられるのは、
    ちょっと鼻につく。

  • 群馬県高崎市
    1980年 死者の木霊から三十年
    教室の亡霊、神苦楽島、不等辺三角形
    三か月連続刊行

  • ミステリー。
    …にはなっていないな。トリックや仕掛け的なものは皆無だし、犯人の目星もすぐについてしまう。教育問題とそれに付随した人間関係を淡々と描いたような感じ。
    わかりやすく教育界の裏の顔を扱っているので、その辺に関する知識を短時間で仕入れるには良い本。
    ミステリーが読みたい人には向かない。
    (そもそも中央公論は堅い内容を扱うのが好きな出版社なので、ミステリーのようなエンターテイメント性をもつものは逆に好まれなかったのかも。)

  • 久しぶりに2冊続けて内田康夫さんを読んでみました。

    教員採用にまつわる不正と教育現場の問題に絡んだ殺人事件を浅見光彦が解決します。新任教師が巻き込まれた事件の相談を名探偵が受け、そのプロセスで現状の不正や問題が解説されるという流れで、事件解決もいいですが、勉強になりました。

    このシリーズは好きなので、軽く読めていいですね。

  • 次々に事件に巻き込まれる新人教師を助けて欲しいと依頼された浅見探偵。
    荒れる教育現場、モンスターペアレント・・・
    どうも事件の背景に、教員採用試験のコネの問題があるようなんだが、今ひとつピンと来なかったね。

    (2013/7/6)

  • ひっさびさに読んだ浅見光彦シリーズ!
    教育問題がテーマなだけに、わかりやすく
    面白かったです
    いつものように、浅見光彦が無駄にモテたりもしないのも(^^)v

    でも、やはりみえみえのストーリーでした

    それにしても、浅見光彦は永遠の33歳
    一年の間にいくつ事件を解決してるんだ?
    あはは( ̄∇ ̄*)ゞ

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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