ド・レミの子守歌 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2013年7月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784122058125

作品紹介・あらすじ

できた!産まれた!さあ、子育てのはじまり!レミさんが新品のママになったときのことを、よろこびも戸惑いもつつみ隠さず、明るく語る。いつだって周りの人をしあわせにしてしまうレミさんの魔法で、この小さな本ははちきれそう。『ド・レミの歌』に、その後の子育てについて綴った続篇を加えた新編集版。巻末に和田唱「全てのお母さんに」を収録。

みんなの感想まとめ

子育ての喜びや戸惑いを明るく描いたこの作品は、新米ママとしての奮闘を通じて、親の愛情や成長の大切さを伝えています。主人公のレミさんは、ユニークで楽しい日常を送る普通のお母さんで、彼女のエピソードには思...

感想・レビュー・書評

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  • 大好きなイラストレーター和田さんの、奥さん。
    音楽はきかないけど、寝起き顔でかっこいいのは意識している、
    トライセラの和田君のお母さん、
    そして、清水ミチコさんのエッセイでも思わず吹き出すエピソードで登場、
    料理愛好家、平野レミさんの、和田君が生まれた時のエッセイ。

    レミさんだけに過激な部分もあるけれど、
    つくづくお母さんになる、と言うのは
    本当に特別なことなんだなあ、と思った。

    だいたい面白いお話が満載なんだけれど、
    突然胸にぐっとくるお話があって、
    電車の中で読んでいたから涙が溢れそうになるのを
    目を閉じやり過ごすこと、何度か。

    実は和田君があとがきを書いている、と
    帯で知っていて、それもとてつもなく読みたかったけど、
    ずるしないで、ちゃんと本編を読み終わってから読んだよ。

    あとがきを読んで、「ふーむ、和田君も色々と思春期は
    たいへんだったねぇ…」と笑ったり、でもなんだか
    いいなぁ、とここでも、涙が…

    「ああしてほしかった、こうしてほしかった」と
    ここまで大人になっても
    なんだか思うこともあるけれど、
    お母さんだってわからないことだらけの中、
    一生懸命やってくれていたんだ…!
    と、改めて。

  • 来週から産休に入る同僚に貸すつもりで、ついでに再読してみたらやっぱりおもしろい。
    レミさんが想像以上に普通のお母さんなんだけど、ユニークで、楽しい様子が目に浮かぶよう。

    唱と名付けられ、赤ん坊の頃から音楽が好きだった男の子が、今では立派なミュージシャンになってるなんてこの頃のレミさんに想像ついたかな?

    所々に出てくる和田誠さんも素敵だし、
    和田唱さんによるあとがきも最高です。

    永六輔さん作詞、八木正生さん作曲、デューク・エイセス歌の「ウェルカム ミスター ショウ」
    音源が残っていたら聴いてみたいものです。

  • 新米ママさんの子育て奮闘記。
    初めて立ったとき、初めてしゃべったとき。
    自分の子どもの成長のことを思い出しながら楽しく読みました。
    どんなに時代が変わっても、親が子の幸せを願う気持ちって同じなんだなぁ、と胸がぎゅっとなりました。

    そして最後の唱さんの部分で、思わず泣いてしまいました。
    子育って何が正解かさっぱりわからないし、ずっとずっと手探りで毎日怒涛のようにやることも多くてしんどいこともあるけれど、親にしてもらったことに、あらためてありがとうと言いたい。

  • レミさんも普通に新米ママだったころのエッセイ。
    あとがきは息子さんの和田唱さん。これだけの量の文章を残してくれてたことへの感謝を述べておられますがとても共感できます。自分と同じくらいの年頃の両親に会えるなんて本当タイムマシンですね。
    黒柳徹子さんとのエピソードと、じーじ(レミさんの父上)が孫に会いたがって手紙をよこすくだりが最高でした。

  • 表紙のイラストや挿絵は旦那さまで、あとがきは息子さん。すごく素敵な家族だなと思う。

    平野レミさんと言えば、料理番組での、天真爛漫で大胆なイメージが強かった。子育てに対しても、小さいことは気にしない「ぶっとんだママ」なのかなと想像していたけど、意外とそんなことなかった。一般的な母親たちや、私とも同じように、些細なことにも一喜一憂して、全力で子育てに励む、普通のお母さんだった。(失礼)
    こんなに明るいひとでも、育児の最中に、自分の将来に漠然と不安を感じたりするんだと知って励まされたし、今この瞬間にも、世界中にそんなお母さんがたくさんいるんだろうなと思えた。
    その一方で、たまに不安になったり落ち込んだりしつつも、最後は切り替えてポジティブな言葉で淡々と締められている感じが、「あ、やっぱり明るい人なんだな〜」っていう感じがした。

    「子どもにかかりっきりなものだから、ちょっと心配になることがある。このまま子どものつきそいで一生終わってしまうのかしら。今は無我夢中だけど、子どもが大きくなってはっと気がつくと、もうシワクチャになっているのかしら。そう思うと子育ては悲しいもののようだが、私は楽しくってしょうがない。」

    「でものどかなところでもお母さんがキーキーしていたら何にもならない。のどかでない東京の真ん中でも、子どものためにせめて私がのどかでありたいと思う。」

    「私は唱のおかげてずいぶん勉強した。人間的にもうんと成長したような気がする。あんなにわがままだった私から、わがままがとれて、今まで持ち合わせていなかった思いやりや、やさしさが生まれてきた。唱に対する思いやりがきっかけになって、だれに対してもその人の気持ちをわかろうと努めるようになった。結局、子育ては親育てなのだと思う。」

    あとがきの唱さんも言うように、こうやって子育てに前向きに励んだ母親の記録って、将来の子どもにすごく勇気を与えてくれる気がする。

  • 軽快な文章で、息子のお昼寝の合間合間に楽しく読みました。フフッと笑いが漏れたり、心がじーんとしたり、あたたかい気持ちになります。
    息子はちょうど1歳0ヶ月。レミさんの妊娠から出産、長男4歳にかけてのエピソードが盛りだくさんで、これからこんなに楽しい可愛い成長を見られるのか、と楽しみでなりません。

  • 人柄の滲む文章だった。そして交友関係豪華…。
    子育てなんてみんなやってることだけど、一つ一つの家族に温かいドラマがあるんだって改めて思いました。

  • うれしい気持ちもドタバタした日々も、生き生きと伝わってくる!おもしろかった!

  • レミさんがシャンソン歌手だったなんて知らなかった…!
    子育ての甘い部分を感じさせてくれる本です。まだ妊娠中に読むと、産休後に仕事復帰していいのかな…子どもの成長を側で見ていたいな…と思えてきました。

  • テレビなどで受ける印象とは違って、意外に普通の母親だったレミさんがいました。有名人の私生活のぞきではなく、普通の妊娠、子育て日記として読んでいただきたいですね。

  • 唱さんがお腹の中にいる時から幼少期の子育てエッセイ。
    悩みもあっけらかんとしていて爽快。
    あたりまえで見逃してしまいそうなところにもレミさんの気づきがあって、そういう見方もあるのかとはっとさせられました。
    レミさんの声が聞こえてきそうなくらい、素直で愉快です。

  • トライセラトップスの歌が頭をぐるぐるする。こんな赤ちゃんだったのに。
    レミさんも若い。

  • なんと昭和50年代の平野レミ子育てエッセイ。
    テレビで見る今の平野レミは騒々しく、ちょっとがさつで、でも元気なおばさんという感じだが、子育ても時代からそういう人だったみたい。でも、息子に注ぐ愛情の描写はなんとも懐かしく、読みながら娘が小さかったころを思い出して、ほっこりした。
    実際の子育ては大変で、特に最近は育児のネガティブな情報ばかりが氾濫しているし、実際子供の数が減っているのも、出産や育児みたいなめんどくさいことを避けるからだろうな。

    出産を経験する女性陣の苦労が分からんからのんきなことを言うてるのかも知れない、育児の苦労もまだまだお母さんが主体だろう。でも名、この本読んだら子供と一緒にいる時の幸せな気分を思い出せてんなぁ。

    何が良いって、実はあとがきが良い。何しろエッセイに書かれた赤ん坊が37歳になって書いているという仕掛け。これはレミさんたまらんかったやろな(笑

  • 2017.6
    レミさんの子育てエッセイ。悩みも不安もあるけど、やっぱり子育てはおもしろおかしくした方がいいな。こんな明るくのびのびした家で過ごせば子どもはきっと大丈夫だ。何を目指すよりいつも笑いがある家をめざしたい。

  • 平野レミさんの、妊娠・出産・子育てエッセイ。
    長男唱くんは、どうやら、私の妹と同年代らしい。
    時代背景や、バラエティに富んだ人間関係も面白いが、
    何よりも、
    平野レミさんの
    まっすぐ悩み、
    まっすぐ驚き、
    まっすぐ喜ぶ、
    パーソナリティーがおもしろい。
    こどもはさぞかし困ったことだろうなあ・・・。
    と思いながら読んだ。
    そしたら、あとがきが、長男の唱さん。
    やはり、こども時代はおもしろいお母さんを、なかなか認められなかったらしい。
    ほんとうに、楽しくて、豊かで、しあわせな親子だなあ・・・。
    いいなあ・・・。

  • 自分の年齢が上がるにつれ、あの突き抜けてる感をたまらなく魅力的に感じるようになった平野レミさん。本作は彼女がご長男である和田唱さんを妊娠したところから、出産、育児を綴ったエッセイ。まだまだ若く、料理の仕事も始める前とはいえ、やはりすごい人でした(笑)

  • 山あり谷ありの子育てを、明るく楽しく、レミさんらしく記された一冊。
    「自分だけじゃないんだ」と勇気づけられるおかあさんも多そう。

    何よりうまく見せよう的なものを全く感じさせない、気持ちをそのまま表現されたような自然体での描き方がとても心地よかった。
    いい意味で小学生がそのままおとなになったような(←失礼がないといいのだけれど)清々しさと楽しさがあって気持ちをふっと溶かしてくれる感じ。

    中のレミさんのお父さんの手紙も、駄々っ子のようでも恋煩いの少年のようでもあってほほえましかったし、
    巻末の、今はおとなになった唱さんの一文がまたよかった。
    ぐっときた。

  • 会社の先輩からお勧め、とお借りした本。

    平野レミさんてレミパンの料理研究家、としか認知してなかったけれど、シャンソン歌手でユーモア溢れるお喋りをされる方なのね・・

    さて、肝心の本の内容はというと、息子さんの子育てを愛情たっぷりユーモアたっぷりで綴った育児記録のコラムです。
    気持ちがポッと暖かくなるエピソードがたくさん、そして一番良かったのは、巻末にあとがきとして入っていた息子さんからの本の感想のメッセージ。

    私も育児記録をつけているけど、将来子どもたちが読んだらどんな気持ちになるんだろうか、今から楽しみ・・♪

  • レミさんの妊娠、出産、子育ての経験を綴ったエッセイ。今妊娠中の家族に読ませたら怖がるかも…な部分もあったけれど、一生懸命愛を注いで育てて、でも女性として、妻としても生きねば、っていうレミさん、素敵だなあと改めて思った。最後の息子の文章はファミレスで読んでたのに思わず涙があふれて困った。

  • まあ「変な子うまれたらどうしよう」というのはひっかかったが(変な子ってどんな子だよ!)、平野レミの天真爛漫かつ天然の子育てが楽しい。
    妊婦が読むにはおすすめ。
    しかし、つくづく思うのはこの「ショウちゃん」がいかに幸せな子どもかってこと。家族は愛し合い、経済的にも豊かで、周りの人も親切。子どもの感受性を摘み取るようなむちゃな教育はされないし、手作りのおいしい食事を楽しめるし。世界中の子どもがこういう家に生まれたら、戦争や犯罪は起こらないだろう。
    「ショウちゃん」も今は大人だろうけど、ぎすぎす、こせこせしない豊かな人だろうと思う。たとえ両親ほど有名にも高収入にもならなくても、幸せな人生を送れそうだ。
    平野威馬雄は苦労人だが、娘と孫がこれだけ幸せだと、彼も幸せだったろう。
    威馬雄の孫へのラブレターがすごい。こんなに熱烈に愛されることを当然と思ったら罰が当たるね。
    それにしても・・・私はじめ多くのこれほど幸せな幼年期を送らなかった人々は苦界に溺れつつどうにか生きていくしかないのだなという苦い諦念もまた何度も感じた。

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著者プロフィール

料理愛好家
東京都生まれ。主婦として家庭料理を作り続けた経験を生かし、「料理愛好家」として活躍。"シェフ料理"ではなく、"シュフ料理"をモットーに、テレビ、雑誌などを通じて数々のアイデア料理を発信。『新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』『野菜の恩返し』『家族の味』『おいしい子育て』など、著書は50冊以上。近著に『平野レミのオールスターレシピ』。父はフランス文学者の平野威馬雄。夫はイラストレーター、エッセイスト、映画監督の和田誠。

「2022年 『読書の森へ 本の道しるべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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