化学探偵Mr.キュリー (中公文庫 き 40-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 2251
感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058194

感想・レビュー・書評

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  • 大学の化学の准教授(男)とその助手的な役割の大学庶務課の新人職員が身近な時間を解決するという連作短編集。
    Amazonの評価をみると,ガリレオシリーズに似ているというが,少なくともこの巻では人が死んでないし,ガリレオシリーズより(ガリレオシリーズの内容は実はうろ覚えだけど)ラブコメ的要素があって,読みやすい。作者本人はガリレオシリーズ(「実に面白い」あの作品,とぼかしてはいる)が念頭にあった旨の発言をしている。
    科学ではなく化学であるところが,作者がこだわっている感があってよい。
    シリーズは9巻まで出ているけど,人気があるのはわかる。

  • 20210214読了

  • 一話一話が少し短すぎて
    あっけなく感じてしまいました。

  • ・1話構成で読みやすい。
    ・登場キャラが個性的で愛着がわく
    ・化学の勉強になる

    テンポよく、ちょっとした空き時間でも読めます!

  • 2020/10/26
    初めましての人。
    次も読もうと思える内容だったのでありがたい。
    次読むものができるからね。
    探偵役が常識人なのが逆に珍しい昨今だなと思った。
    でも変人が好きなんでもうちょい弾けていただいてもよくってよ。

  • 大学関連の様々な事件を、沖野春彦准教授と庶務課の七瀬舞衣のコンビが解決していく話。

    人体発火の秘密が、個人的には好き。

    どんどん話数を重ねていくにつれて、面白くなっていった。

  • 作者は薬学部出身で、元製薬会社の研究者。ということで、舞台は理学部でも、題材のそこかしこに薬学らしさが出ている気がする。
    四宮大学の理学部化学科の沖野春彦准教授、通称Mr.キュリーが、庶務課の七瀬舞衣に巻き込まれながら、学内で起こる事件を解決していくストーリー。Mr.キュリーがキュリー夫人に由来しているだなんて、全然気づかなかった。。。

    第1話は、埋蔵金の暗号に隠された、研究の捏造の話。第2話は、ホメオパシーと不法な治験(というか人体実験)の話。第3話は研究成果に絡んだ人体発火。第4話はエイズと恋人。第5話は捏造動画への対応。
    後の方になるにつれて事件を化学で解決!という感じが無くなってくるのが気にはなるけど、かなり続いているシリーズなので、次作意向を楽しみに読みたいと思う。

  • 化学好きからミステリ好きまで大満足!

    そんな謳い文句に釣られて読んでみましたが、話が進むたびにハマります!
    ツンなくせに面倒見がよいMr.キュリーこと沖野春彦准教授と、新卒庶務課仕事に張り切る猪突猛進型女子の七瀬舞衣の迷コンビ爆誕!という感じ。

    この沖野センセイのめっちゃツンだけど、最終的に面倒見の良い。そこがとても良いのです!元気いっぱいな舞衣ちゃんももちろん可愛い

  • 一話完結で読みやすい、話が進むにつれ、沖野と七瀬の関係が徐々に変化していくのもgood ストーリーの先が気になって、次々に読みたくなりました。私のような普段、本を読まない人にも勧めたい作品です。

  • 大学で起こる不思議な事件、事件解決に駆り出された庶務課の七瀬舞衣、解決を助ける科学オタクの沖野准教授・通称Mr.キュリー。
    楽しく読める科学推理ものでした。続編があるみたいなので、機会があれば読んでみたいです。

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著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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