歌舞伎町セブン (中公文庫 ほ 17-7)

著者 :
  • 中央公論新社
3.55
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  • (6)
本棚登録 : 3007
感想 : 218
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058385

作品紹介・あらすじ

歌舞伎町の一角で町会長の死体が発見された。警察は病死と判断。だがその後も失踪者が続き、街は正体不明の企業によって蝕まれていく。そして不穏な空気と共に広まる謎の言葉「歌舞伎町セブン」…。『ジウ』の歌舞伎町封鎖事件から六年。再び迫る脅威から街を守るため、密かに立ち上がる者たちがいた。戦慄のダークヒーロー小説。

感想・レビュー・書評

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  • また舞台が歌舞伎町に戻ってきました。臨場感あります。かなり土地勘あるというかリアルです。話はリアルじゃないですけどね。→歌舞伎町ダムドへ

  • 仕事人やん!
    歌舞伎町限定の!
    ジウシリーズなんやけど、何か、趣向が変わって来た気もするな。
    まぁ、面白いから、別に良いけど。
    東さんは、相変わらず現役で嬉しいけど、当初シリーズの登場人物は、もうほとんどおらん。
    舞台が歌舞伎町ってだけで。
    でも、延々に人物が変わらんのも現実的やないのかもしれん。
    要は、歌舞伎町の何人も呑み込むような、そんな町で、もがき続ける光と闇を描いているのかな?
    法律ではなく、歌舞伎町の法律(ルール)に反した輩を裁く!歌舞伎町を落とし込むようなヤツらだけを!
    陣さんの武器も仕事人っぽい。針みたいなんが武器とか。

    セブンなんで、7人揃わんと再結成にならんとか、おまじないみたいやけど、歌舞伎町自体に認めて貰わんとあかんって事なんかな。歌舞伎町自体に意思があるような感じが、良い。
    魔界都市新宿みたいやけど。

    もう少し、東さんに活躍して欲しい気もするけど、活躍するって事は、セブンが危ないって事だし、微妙。

    歌舞伎町には、闇がいっぱい〜

  • 4.6
    面白かった。
    ジウシリーズを読んでハングを読んで、続けて読もうと思ってましたが先に硝子の太陽も読んでしまったので、ちょっと順番おかしく混乱しました笑
    歌舞伎町セブンの成り立ちがやっと分かりました。
    東といい陣内といい、おっさんが良い味出してます。
    ミサキは基子だろうが、この時点ではシャバにいるのか??ダムドを読めば分かるのか??
    ということで、ダムドを読みます。

  • 【2023年166冊目】
    ジウシリーズの「サーガ6」にあたる本作は、歌舞伎町が舞台。お馴染みの東さんも出てきますが、随分貫禄が出ましたねぇ…そりゃそうか、いろいろな事件を経験し過ぎてるもんな。ジウシリーズの頃は、どこか頼りない感じがしたんですけど、あれは美咲目線だったからなのかもしれません。

    歌舞伎町を巡る様々な人々の黒い黒い思惑。結局は感情論が根底にあって、人の執着とか嫉妬とかって、負のエネルギーを生み出すんだなと。

    今作に出てくる「手」の二人に、もしやという想いを抱き、今後も出てくることに大いなる期待をしています。

  • ジウによる『歌舞伎町封鎖事件』から6年。
    歌舞伎町町内会長が遺体で発見される。
    心不全によるもので事件性はなし、とされたが…

    『歌舞伎町セブン』『欠伸のリュウ』の仕業ではないかとの噂が流れ始める…

    『歌舞伎町セブン』は7人。
    以外と簡単に…
    フリーライター・上岡や、警官・小川を仲間に…
    信用できるの⁇
    陣内陽一こと『欠伸のリュウ』の娘・杏奈まで。
    闇の仕事の仲間に…

    結局、13年前のビル火災は仲間割れと姉弟のケンカ。

    『歌舞伎町封鎖事件』の時、『歌舞伎町セブン』は影の歌舞伎町の自警団として、何をしていたんだろう⁇

    まあ、敵は大したことなかった。

    歌舞伎町セブンの敵はやっぱり東警部補か。
    東にはうっすら勘付かれたような。
    粘り強く真相に近づいていくんだろうか?

    ミサキは…で
    ジロウは…なんだろうか⁇
    でもハングじゃなかった…

    門倉美咲はどうしているんだろう。

    ミサキとジロウ、のバックボーンはこれから描かれるんだろうか…

    これが誉田哲也に嵌められている証拠である。
    ジウ3部作からすると少し物足りない…

  • ジウシリーズなのに毛色が違う!
    現代版必殺シリーズ*\(^o^)/*

    欠伸のリュウ…藤枝梅安だし笑
    もう脳内であのトランペットが鳴り響きます(//∇//)

    ジウ3部頑張って読んでよかった笑笑

  • 戦慄のダークヒーロー小説、
    『ジウ』から6年 街にふたたび脅威が迫る!
    。。ジウは関係ないのか。。
    歌舞伎町に限らず、暗黒街をイメージするところには。。

  • ジウサーガの一つとして位置付けられた本作も、「ライトノベルのような設定の話を、誉田氏が書くとこうなる」というような、少しテイストが異なるイメージ。
    誤解を恐れずに書くと、タイトルからして誉田氏にしては薄っぺらいと言うか、ノリが古い。キャラ設定なども同様。それでも氏独特の残酷な描写も織り交ぜながら、見る者を惹きつけるスリリングな展開は流石。ラスボスも、途中の伏線をきっちりと回収してきましたね。
    狙ったのかどうかはともかくとしての設定の甘さは気になるものの、読み応えは高いと感じます。

  • これは!!現代の必殺仕事人だっ!!
    大好きな分野に夢中になりました。
    しかも、メンバーが警官・フリーライター・・・になる??

    早速、シリーズ次に行きます♪

    東警部補、ジウシリーズからキュンキュンしちゃう(笑)

    魅力あるキャラ勢揃いなので、ワクワクしちゃいます。

  • ジウシリーズ6作目。
    スケールの大きな話かと思ったらそうでもなかった。
    話は陣内陽一さんの周りの内輪揉めで終始。
    新・歌舞伎町セブン結成で終わり。
    もう少し人物の掘り下げが欲しかった。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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