金雀枝荘の殺人 (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
3.53
  • (5)
  • (30)
  • (33)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 206
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058477

作品紹介・あらすじ

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。事件から一年後、真相を探るべく館にやってきた兄弟たちは推理合戦を繰り広げる。そして、また悲劇の幕が開いた…。恐怖と幻想に満ちた本格ミステリー。巻末に全著作リストを付す。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 呪われた館、無理心中、グリム童話「狼と7ひきの子やぎ」に見立てた殺人、密室から消えた犯人、屋敷の見取り図、系図と登場人物があるのもいい。本格好きにはたまらない、恐怖と幻想と興奮の本格ミステリー。

    完璧に封印された館で発見された不条理極まる6人の死から1年近くが経ち、警察も見放した謎を解明するために新たな6人の男女が「呪われた館」を訪れる。そこでまた惨劇は繰り返され…。これは本当に館のエリザベートの呪いなのか。エリザベートの2枚の絵の真実がわかった時、切なさがこみ上げる。
    「ちょっとした工夫で抜け穴になってしまう『穴』」には、やっぱりと思ったけど、息つく暇なく起こる事件や過去の話にとてもひきつけられた。

    本格っていいなぁと改めて思った作品。2016年はもっともっと本格を読んでいきたい。

    • けいたんさん
      杜のうさこさんへ♪

      こんばんは(^-^)/

      コメントありがとう♪

      よかった!杜のうさこさんも本格好きなんだね。
      今邑彩...
      杜のうさこさんへ♪

      こんばんは(^-^)/

      コメントありがとう♪

      よかった!杜のうさこさんも本格好きなんだね。
      今邑彩さんを知ってるなんて本格通だよ〜
      私は1冊しか読んだ事なくて今回が本当に久しぶりなの。

      綾辻行人さんで読書にはまって、それから色んなジャンルも好きになったけど、やはり1番は本格ミステリーなんだ(*≧艸≦)

      また本格ミステリーの話にも付き合ってください。
      よろしくお願いします。
      2016/01/08
    • azu-azumyさん
      けいたんさ、おはようございます。

      私も本格ミステリー大好きです!!
      その昔は、横溝正史にどっぷりはまりまくりました(笑)
      思えば最...
      けいたんさ、おはようございます。

      私も本格ミステリー大好きです!!
      その昔は、横溝正史にどっぷりはまりまくりました(笑)
      思えば最近はライトミステリーを読むことが多いかも…

      今邑さんは「ルームメート」しか読んだことがないのですが、この本、読んでみたいです。
      今年はがっつり本格ミステリーも読んでみたいです。
      また、おススメがあれば教えてくださいね。

      今年もどうぞよろしくお願いします♪

      2016/01/10
    • けいたんさん
      azu-azumyさん、こんにちは(*^^*)♪

      いつもコメントありがとうございます♡
      azu-azumyさんも本格好きとは嬉しくて...
      azu-azumyさん、こんにちは(*^^*)♪

      いつもコメントありがとうございます♡
      azu-azumyさんも本格好きとは嬉しくてたまりません!
      横溝正史さんも読んでました。
      「獄門島」が特に心に残っています。
      懐かしいです。年がばれちゃいますね(笑)

      「ルームメイト」は映画を見ました。
      ホラーですね。怖かったです。
      今邑彩さんは「そして誰もいなくなる」を読みました。
      あの頃はアガサクリスティの「そして誰もいなくなった」にはまっていました(笑)

      今年は2016本格ミステリベスト10を買ったので1位から順番にゆっくり読んでいこうと思います。
      私の感想が少しでも参考になれば嬉しいです♪

      こちらこそ今年も本当によろしくお願いします☆
      2016/01/12
  • 少しずつ真相に近づいて、それでも犯人を名指しするわけでもなく
    嵐の館の中で疑心暗鬼に囚われ、突如動き出した狂気にパニックに陥る。
    その怒涛の展開とドンデンガエシにやられましたぁ~。
    ホラーチックで、幻想的で、緊張で縛るところと
    緩め具合が絶妙で、殺人の動機と執念が凄まじく
    そして哀れでした。
    最後にもう一度、冒頭の「序章という名の終章」を読むと
    泣けます。

  • 館モノ。外は台風。限られた人数での密室。ミステリーの要素がふんだんに詰め込んであってたまらない。家系図や、屋敷の見取り図からもう、この世界観に引きずりこまれる。惨劇が繰り返された洋式の古びた館。そこに必然性があって集まってきた者。招かざる客人。誰が?一体何のためにこんな事を?あの惨劇の意味は?グリム童話を練り込んだ意味は?と頭をフル回転させて読み進める。最終章に近づくにつれ、解き明かされる真実。最後に、ふと出だしの「序章という名の最終章」を読む。全てはここに集約されていたのか!見事だった。

  • まず雰囲気が良い。
    本格好きなら垂涎ものだろう。

    そしてなによりも密室のなかで起きたみたて殺人の構図が素晴らしい。
    みたて殺人の真意がわかったとき密室の謎も解かれる。
    惚れ惚れしちゃうわ私。

    亡くなってしまったのがとても惜しい。
    中央公論社に感謝しながらこれからもこの作家さんを読み続けて行こうと思う。

  • 館もの、クローズドサークルミステリ
    ドイツ風の古い洋館
    異国から嫁いだ若き女性
    グリム童話の見立て
    繰り返される惨劇
    仕立ては王道の展開がてんこ盛りとはいえ、本格の論理主体構成ではなく、ふわっとおとぎ話風
    著者によるとリドルストーリーを目指して練り直したネバーエンディングストーリーだとか

    設定はまだ携帯電話の普及前…携帯あったらあっさり解決しそうな感はある

  • 館ものミステリ。ドイツ風の洋館で大昔に起きた事件と、一年前に起きた一族六人殺し、その真相を探るべく集まった一族の兄妹たち。謎めいた序章が読了後は終章に昇華する構成美が美しい。複雑な状況と登場人物の多さで情報過多なところがあるが、かなり読みやすい。推理の過程は鮮やかで、印象的。豊富に登場させた本格のガジェットの使い方がやや甘いのと、意味ありそうでいて放置したままの伏線や違和感が多いのが玉に瑕ではある。ロジカルな本格ものではないが、ストーリーの組み立て方や描写が非常にうまく飽きさせない面白さがある。

  • いかにも本格っぽい設定で期待値は高かったが、予想外に地味な展開に肩透かしを食らう。トリックにも真犯人にも意外性はなく、個人的には館モノとしてかなり物足りない仕上がりだ。
    終盤の「事件再び」はあまり必要ないような取ってつけたような展開で、事件の動機も何か弱い…。

  • クリスマスに起こった金雀枝荘の密室連続殺人。その真相を明らかにしようと従兄弟たちが春にもう一度金雀枝荘に集結。そこで新たな連続殺人が....。

    面白く読めた。
    立派なお屋敷での密室連続殺人。
    でも、やっぱり、一昔前の小説って感じ。

  • 完全に封印され密室となった館で起こった一族六人殺し。

    しかも、死体はそれぞれが殺し合う形で発見された。

    なぜ六人は殺し合ったのか?
    真犯人は別にいるのか?

    事件から一年後、真相を探るべく館にやってきた兄弟たち。

    そして、また悲劇の幕が開いた…。

    久しぶりの今邑彩。

    やっぱこの人の作品好き。

    綾辻行人、有栖川有栖、辻村深月推薦の一冊。

  • ホラーテイストの強いミステリ。

    見立て殺人の派手さに期待し過ぎると裏切られるかも。
    トリック自体は単純なものなので、雰囲気を楽しめる人向き。

全26件中 1 - 10件を表示

金雀枝荘の殺人 (中公文庫)のその他の作品

今邑彩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

金雀枝荘の殺人 (中公文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする