昭和史の大河を往く3 - 昭和天皇、敗戦からの戦い (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058484

作品紹介・あらすじ

昭和二十年八月の敗戦。その一ヵ月後、昭和天皇の新たな戦いが始まった。皇居の濠を隔てて対峙するマッカーサーとの心理戦や三人の弟宮との関係を丹念に追い、同時代史から歴史へと移行する昭和天皇像をあらためて考える第三集。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和の時代と、そこで皇室が担った役割について筆を執ったシリーズ3作目。信頼性の高い史料・文書を通して見えてくる皇室の肖像は、一言でまとめるなら「ノーブレス・オブリージュ(特殊な身分には特殊な責任が伴う)」ということになろうか。昭和天皇や3人の弟宮(秩父宮、高松宮、三笠宮)、それぞれの后殿下ら皇族の方々は、昭和という激震の時代にあっても、自らに課せられた「特殊な身分ゆえの特殊な責任」と、真摯に向き合っていたようだ。

  • 終戦時や占領時のエピソードはある程度知っていましたが、この本ではまとまった分量で弟宮の動きや考え方、節目節目でどのように関わったのかを知ることができました。

  • 昭和天皇とマッカーサーの関係や心理戦を皮切りに、三人の弟宮の人間模様を詳しく知ることができました。
    終戦直後に天皇家の危機を感じ、兄弟力を合わせてよりよい日本をつくってこられたのだと感じました。
    太平洋戦争、そして終戦と激動の時代を生きて、新しい時代を作ってきた…そのことがひしひしと感じます。

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プロフィール

1939(昭和14)年北海道生まれ。現代史研究家、ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究をつづけ、これまで約4000人から証言を得ている。『陸軍省軍務局と日米開戦』『あの戦争は何だったのか』『昭和史の大河を往く』シリーズなど著書多数。

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