針がとぶ - Goodbye Porkpie Hat (中公文庫)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 650
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122058712

感想・レビュー・書評

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  • ゆるやかに繋がる、点と点。
    文章も好ましい。
    なんだかとても好き。

    小川洋子の解説も秀逸。

  • ジャケ買い&タイトル買いの一冊。

    いくつもの夢が切り替わっていくような、
    そこから目覚めたようでいて抜け出せていないような、
    不思議な感覚。

  • ・7編の短編からなる連作(しているようなしていないようなw)短篇集。今回も吉田作品に度々登場するキーワードが各所に星のように散りばめられている(「ビートルズのホワイトアルバム」「グリーンベルベットの椅子」「レインコート」etc.)。
    それらの要素を星に見立て星座をつくっていくもよし。バラバラのままそれぞれの星の輝きを愛でるもよし。見えてくる星座は読者によって違うのだろうが、作者の描いた星座がやはり気になる。
    ・7編の中では「パスパルトゥ」がいちばんすきかな。
    あの前時代的翻訳口調のセリフまわしはスキすぎる。物語内の時制の設定がちょっと過去で異国での外国人同士の外国語を介したぎこちない会話(だけど和気あいあい)っていう雰囲気が伝わってきてナイス。
    なんというか、こう。「古めかしい口調、時代めいたセリフまわし」が好物だったりするのだ。よく「そんな喋り方する人間見たことない」っていうひといるけど。だ か ら いいんじゃんていう。
    ・そんなわけで、いつもの吉田ワールドでした。吉田さんは短編がいいな、やっぱり。

  •  7つの短編。私は「金曜日の本」の、クロークに忘れられた外套のおはなしが一番すき。時々チラリと他の作品と繋がるのが楽しい。

  • リラックスしたい。
    あまり頭を使いたくない。
    でも読みたい!、時におススメの本です。

    短編集のようでありながら、
    それぞれの物語りが僅かに絡み合っているので、
    あまり間をおかずに、最後まで読み終えましょう。

  • 中公文庫から出ている吉田篤弘の作品で、ひさしぶりに当たりだった。先日クラフト・エヴィング商會の展示を観て以来、彼(ら)の着眼点への意識の行き方が変わったような気がする。雨が降る日に読み終えたのがよかった。またいつか読み返すと思う。

  • つなげたのではなく、つながってしまったような。もしくは、じつはどこがでつながっているのがあたりまえのような。そんな、おはなし。

  • 「小さな男・静かな声」が寝る前に読む本として最高だったので、「短編ならまた同じく楽しめるかな」と思い購入。でも、これまで読んだ吉田篤弘の、ファンタジーのような、外国の話のような、不思議な雰囲気を持った作品とは、ちょっと違っていて、自分としては残念だった。

    異国の雰囲気は健在(というか舞台は海外とはっきりわかる作品もあるが)だが、これまで作者に対して自分が持っていた、小さなペン画をじっと見つめるような感覚はなくて、今回は美しい写真集をパラパラとめくるような感じで終わってしまった。

  • 完璧な外国臭でちょっと苦手だったけど、色んな話が絡み合って行くのはやっぱり好き。おばさんの話はなんだかよかったー。グットバイ

  • ちょっとずつ登場人物がリンクした短編集。
    久しぶりに修行僧の気分の読書。
    3話目から世界に入り込めなかった。
    どういう心境で読めばいいのかわからない。
    感覚的な小説も好きだが、これは現在の私のメンタリティの問題かまったくフィットせず。
    私は功利的な人間だから、どうしても意味を求めてしまうのかもしれない。

    レビューでの評価の高さと私の読後感のギャップに世界が揺らぐ。
    http://www.horizon-t.net/?p=790

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著者プロフィール

吉田篤弘

1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作と装幀の仕事を続けている。2001年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞。『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『金曜日の本』『京都で考えた』『あること、ないこと』など著書多数。

「2019年 『天使も怪物も眠る夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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