翡翠の封印 (中公文庫 な 63-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122059078

作品紹介・あらすじ

神殿で巫女姫として一生を終えるはずだった王女セシアラは、同盟の証として北方の新興国ヴェルマに嫁がされる。緑の瞳と「ある力」ゆえに心を閉ざす王女を待ち受けていたのは奔放に生きる少年王。婚姻の日、力は二人に決裂をもたらした。少女と少年の運命は…。第4回C・NOVELS大賞受賞作に、ノベルス未掲載短篇「幸せの約束」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジー。国同士の同盟のため嫁いだ王妃が王の不興を買うが、周囲の手助けもあり仲直りする話。前半は淡々と話が進み二人の関係が良くなっていくわけだが、王の外堀が埋まっていく様が面白かった。気付けば王以外の人間は王妃のことを良く知っているが、王はまったくどんな人物か知らないため焦る辺りはとても良い。後半は文章が細切れになってる感じで読みづらく、頭に入って来づらかった。悪役が急に説明口調になって全部話し出すのも気になった。

  • 少しずつお互いを理解して進む恋が良かったです。
    後半からの展開は少し急すぎる気がしましたが、不器用な二人がとても可愛い。

  • 2015年6月12日読了

    決して大きな起伏があるお話ではないけれど、セシアラとテオの心の距離が縮まる様は読んでいてもどかしくもあり、温かくもあった。
    近くなったようで遠ざかるの繰り返しの中で、テオが一貫してまっすぐにセシアラを思っているのが印象的。逆に、セシアラはテオやミリィたちの存在で徐々に人らしい心を得て、己の力を畏怖するようになる過程も良かった。
    その後のお話は10年後だけど、その間にもあの2人ならすったもんだありそうだなってほっこり。あと、シグが結婚していないことに笑ったww

    C★NOVELSの文庫版なので、カテゴリに悩んだのだけど出版社が特に変わったわけではないので初版を大事にしてみました。

  • 悪くはなく、良くもなく。

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