アダム・スミスの誤算 幻想のグルーバル資本主義 上 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2014年3月23日発売)
3.75
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 45
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784122059191

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アダム・スミスは、グローバリズムの始祖ではなく、「事物の自然な運行の観点」から、重商主義を批判した。
    それは、「人間の自然な性向」からすると、農業、国内経済、外国商業の順で資本が投下されるはずであり、それが国の経済の豊かさに直結する。それが、「見えざる手」である。

    それは分かったが、しかし、それが現在のグローバリズムに対する警鐘であったとしても、なにか有効な処方箋に繋がるものが導き出せるのか。

    本書の中ではそれは垣間見ることができなかった。それがなければ、ただただアダム・スミスをことさらにグローバリズムの「教祖」的立場に置こうとするグローバリズムの信者たちと同じ土俵に乗っているだけで、有効な批判とはなり得ない。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

経済学者、京都大学大学院教授

「2011年 『大澤真幸THINKING「O」第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐伯啓思の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×